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カテゴリ:日常
(春) カメラがこわれて、だからというわけでもないけれど、籠りがちな日々だったような…… それでも、女川復幸祭に少しだけ顔を出したっけ(3月24日)。 チベット医・小川康さんを訪ねて別所温泉に日帰りしたのが、唯一の旅の記憶(4月20日)。 桜満開、信州蕎麦最高。そして、日差しのきつさと乾いた風が懐かしかった。 わが家の庭は、めきめきと人の背丈をこえた菜の花畑、と思えば、いつの間にかクローバーの楽園。 お茶の材料といえば、ミントとカモミールの日が半分くらい、いやもっとかな。 鳥が種を運んできたのだろうか、リンゴか桜に似た白い花をつける小木が育っていた。 ズミ、というらしい、どうやら。ということは、秋には小さな実をつけ、実生でふやしたりできるのかもしれない。 (初夏) 5月初旬から、日曜朝は行けるかぎり足をはこんでいる、小牛田朝市。 地元のパン屋のお姉さんと顔見知りになり、 その休日も、朝食のサンドイッチを買ってから街へ出掛けた(6月2日)。 新緑を通りこし、深い緑の杜の都。 ストリートで過ごした音楽祭の一日、黄昏の市民広場に、平成J-POPメドレーが流れる。 熱気冷めやらぬのは、木漏れ日をたっぷり浴びたからだけでもない。 7年前のこの日、この街で出会った音楽祭、 5年前に聴いた、片手のピアニストの、同じメロディ、 どんな音楽を聴いても、芸術作品を鑑賞しても、あのこと、と結びつけずにいられなかった日々。 向きあうことでしか前に進めないからこそ、たどり着いた今があるのだけれど、 終わったようで終わらない復興、思い描いた夢とうつつ…… それでも、今年もこの日を此処で迎えられたことは、たぶん、なんだかよくわからないけれどきっと幸せなのだろうな。
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Last updated
2019.08.18 22:04:31
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