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日常と旅情の狭間で in 仙台・宮城

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Rena4011

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2019.11.03
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カテゴリ:日常
秋台風と、ひきつづいた不穏な空がようやく過ぎ去り……

あのあと、久しぶりに拝んだ朝日(10月17日)。



霧雨もようの休日、薪を運び入れて、割り器の錆を落として慣らし焚き(10月22日)。

日陰に入りたくなるくらいの陽気に実感がないながら、気がつけば月が変わっている。

丸森町 金山地区にて(11月2日)。


むずかしい言葉に用はない、押しつけのような善意もいらない、
ただ、目の前のものを、一つひとつ片付けてゆくのみ。
お昼ご飯は、きょう営業再開しましたという店のお弁当に黒ごまプリン付き。

ようやく断水から解放され、砂利道が整備され、ボランティアバスが走り……
仙台にことし赴任したので、という彼女、かつて当地で農業関係の活動をしていたという彼女、
こんな状況でも笑顔をたやさず迎え入れてくれる地元のひとと、腰を据えて支えようとするひとの力が、なにかの縁で集まってくる思いを形にできるくらいに、やっとなりつつあるところかな。


こわれた景色は、傷ついたひとびとは、見世物でないのにと……
あのこと、とこのことが同じだというつもりはないけれど、
そして事あるごとに水に恐れをなす街の暮らしそのものが、あのこと、がまだ終わっていないのかもしれないけれど、

ただ、なにかを口ににすれば、誰かの傷をえぐるのではないかと、言葉を失うことについては、
現地に入ったかどうか、いつ何処に入ったか、たぶんそんなことはあまり関係なく……
あのとき、と同じこと。

名もない絆が必要とされる今はまだ、ほどよい言葉が見つからないけれど、
もう少し、ときどき訪れて地元のひとや、支えようとするひとの話に耳を傾け、町の歩みを見守っていければいいのかな。
そしてみんなが笑顔を取りもどした頃に、ライン下りやら、ころ柿の吊るされた館を訪れてみるのもいいのかな。


阿武隈川の夕景。


河川敷には爪あとが生々しいけれど、
もうしばらく辛抱がつづくひとたちにも、これから訪れるひとたちにも、
きっと、太陽が背中を押してくれるはず……

明日を信じて。





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Last updated  2019.11.03 21:07:42



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