ＲＥＮ＆ＮＯＡ＆ＳＥＮＡ’Ｓ　ＳＴＯＲＹ

ハァーッ・・・
最初からため息をつかせて下さいな。
今日はほんとに
≪子供を抱えて仕事をすること≫がつらいと思うことはなかった。

前日までは元気だったのに、朝から38℃台まで発熱。
保育室では見てくれないので、仕事を休むしかないなぁと
言いにくい、「休ませてください」の電話をした。

訳を説明して、休ませてくださいと言ったら、
「えっー。○○さんが忌引きで休みだから、出てきて欲しい」
と、言われてしまった。
一瞬、「どうしよう。誰に預かってもらえばいいんだ？」と
ちょっとパニック。

同じチームの先輩が忌引きで、私が休んでしまったら
チームのスタッフが誰もいなくなると言う理由から、
仕事に行かなくてはいけない状況になってしまった。

問題は、熱を出してぐずっているれんちゃんを誰に看てもらうか。
仕方なく、前回行った“中央保育所”に訳を説明したら、
状況を理解してくれて、
看護師の資格を持つスタッフがいるということで
今回だけは預かってくれるということでした。

れんちゃんを預けて、急いで病院に向かったけど、
向かう車の中で、とっても切ない気持ちになって
「どうして、熱を出している子供をお金を出してまで
　預かってもらって、私は働かないといけないんだろう」
「風邪を引いているときくらい、そばにいてあげたい」
と、自己嫌悪していました。

10時に病棟に着いて、師長はじめスタッフにお詫びをしたけど
同じチームの夜勤明けの先輩には、
大幅に勤務時間を超えて待たせてしまったので、
丁重にお詫びをしたら、
無視はされるし、「親に見てもらえないの」と冷たい態度。

ママの働く病棟には、
子供を持つ看護師がママのほかに2人いるけど、
2人とも両親が近くに住んでいて、
全く職場に迷惑がかかっていないから、
余計に、「親に見てもらえないの」という言葉は
多く言われ続けている。

本当に今日ばかりは、へこみました。
1日中、暗ーい気持ちだったし、周りに気を遣い疲れました。

何で、働くママの環境がこんなに粗雑なんだろう。
思いっきり仕事をしたくても、残業も無理。
子供が風邪を引いても、保育園は絶対に預かってくれないし
預かってくれないのなら、【病児保育】というのも普及していない。

そもそも、保育園って働く親のためにあるはずなのに
7時～19時というところがほとんど。
実際にこの時間内に送り迎えをするのは
専業主婦かパートさんだけのような気がする。
人並みとはいかなくても、
子供を抱えながらでも仕事ができるような環境整備をして欲しいと
つくづく思いました。

こんな調子だと、れんちゃんが風邪を引かないかと
毎日ビクビクしながら過ごさないといけないなぁ。