2023/05/22(月)12:32
さよなら、百草台小学校。
2022年11月5日(土)
いつもは金曜日だけのお手伝いですが、今日も「いのちのミュージアム」へまいります。
最寄りのバス停を降りて、団地の中の道を進むと、銀杏が見事に黄色くなっておりました。
昨日の朝と、色が全然違うんです。
今朝の冷え込みが、一気に色づかせたのね。
それににおい!!
昨日はにおわなかったのに、今日は落ちた銀杏のにおいがかなりします。
「いのちのミュージアム」のあるのは、東京都日野市にある廃校になった「百草台(もぐさだい)小学校」を利用した、コミュニティセンターの3階。
4階まであり、いろんなグループが利用しています。
でも残念ながらこの12月で、防災上の理由から建物利用ができなくなります。
そこで、元百草台小学校へのお別れ会が開催されることとなりました。
特にこの小学校を卒業した方々が、集まってこられるようです。
お昼少し前から、校庭にはキッチンカーが並びはじめ、テーブルやいすが用意されています。
人も増えてきました。
ブラスバンドの演奏も始まり居ました。
校内には、いろんなワークショップが用意されていますので、子供連れの親子などが中に入ってきてくれます。
その多くが3階まで。
ミュージアムではお子様のために、「絵本作り」を準備して、さらにお土産も用意しました。
「絵本作り」のコーナーでは、鈴木共子さんが描いた小さな絵本に、自分で色を付け絵を足し、世界で1冊だけの絵本を作ります。
幼い子供たちも夢中になって色を塗っています。
さらに多くの方々が「生命のメッセージ展」の常設展示場まで足を運んでくださり、メッセンジャーと向き合ってくださいました。
まだ20代と思われる若い夫婦と4歳ぐらいの男の子の家族。
「ここって、何の教室だったかしら?」などと会話しています。
「百草台小学校の卒業生さんですか?」って声をかけると、ニッコリ笑顔で「はい、そうです」ってお返事。
若いご夫婦、幼いメッセンジャーの前で立ち止まって、一人一人の胸に掲げられた文章を食い入るように読んでいました。
亡くなった子への思いが描かれた文章、我がことのように感じられたことでしょう。
子供たちには、「りょう子さんのぬいぐるみ」を、プレゼントしました。
テーブルの上の愛らしいいぬいぐるみたちを前に、どの子を選ぼうか目移りしてしまう子供たちの姿が、とっても愛らしい。
「お名前を付けて、大事にしてあげてね」って伝えると、さっそく名前を付ける子も。
13時30分、アナウンスがあり皆さんいったん校庭へ。
今日は参加者の方々に、百草台小学校の思い出を作っていただきます。
それがこちら。
色とりどりの色紙をもって、ハート型になりました。
「50年間 ありがとう」の文字も。
皆さんが色紙を持ち始めたとき、急いで屋上に上がって撮った写真です。
どうしてもフェンスの網が入ってしまって、それが残念。
15時、退室。
校庭に出てミュージアムの窓を見ると、
「ありがとう 百草台小学校」の文字。
共子さんのアイディアね。
この場所を失うのは、ミュージアムにとって大きな痛手です。
よき引っ越し先が、見つかりますように。