カテゴリ:病院
1週間待ちに待った日でした(笑)。やっと主治医の診察日。昨日は訳の分からないだるさが
どんどんひどくなって。先週「寝てばかりいないで体力をつけないと」と言われたのでかなり頑張って、夜寝る時以外はベッドには横にならないようにしていたのに、もう限界で少し横になってました。今日のピアノも休ませてもらいました。 だから風邪でというより、睡眠不足と昨夜の倦怠感の続き、あとは動くといつものように少々動悸、息切れがする…という状態で、車で送ってもらっての通院。 待合室を眺めればすぐ分かるのに、フルネームの上に様づけで呼ばれ びっくりしちゃいました! 診察中もなんだか「らしくない」こともあったのですが。 風邪は「あったかくしてれば治るはずなんですけどね~」とのこと。 夜中にこんなことしてるから湯冷めしてるのかもしれないなぁ…。昨日から鼻水はたいしたことなかったけど、今までの流れからすると明日は出るかもしれないから薬をもらってきました。 鼻水は「1年前の○○を引っ張り出して飲んでたんです」と薬の名前を言うと、 「効きますか、弱くないですか?」 「でも眠気との調整がうまくいかないので1錠を半分にして仕事などの関係もあるので 調整して飲んでます」 「○○ってあるんですけど、米軍でも使われていて飛行機の操縦をしても大丈夫」 「うわーっ、それは試してみる価値ありですね!」ってことで、飲んだことない抗アレルギー剤をいただいてきました。 抗アレルギー剤というのもありますが、(飲んでいいことはあっても悪いことはないと昔よそで言われた)知らない薬を出されても不安じゃない。そしてちらっと見ると先生の名札に 「内科医長」とか書いてある? 偉くなった? 名前は分かってるから今更名札をのぞき込むのもね、と一人胸の中で「やった!」とか喜んでました。 実は、もう今日は500mlの点滴をゆっくりとしてもらわないと持てない~、と昨夜から思ってました。一晩寝てもというか、眠れなかったし、食欲もなかったし、病院に行くのもきつい。いつもは外来が閉まるとか、調剤薬局が閉まるとかで、時間が気になって量も時間も 少なめで我慢してるのです。せめて速度はゆっくりがいい…。 ピアノも休んだことだし、今日は薬も追加になるだろうからまた面倒だなと 朝から看護師さんに電話してみました。もしかしたら、1時間早く来てとかなるかもしれない。返事は意外で、「点滴になるかは分からないし、するなら診察の時に今日だけ院内処方にしてもらえないか言ってみてください」と。予約どおりの時間に行きました。 500mlの点滴をゆっくり。「救急外来に行かされますよ」と断ってから私の希望通りにしてもらえました。運のいいことに、点滴してくれたのは電話を取った看護師さんで、先生は最初「院内処方大丈夫かなー?」とおっしゃってましたが大丈夫でした。 安心してゆっくりと点滴してもらったのですが。 時間外になると救急外来のベッドに移り、自動の輸液ポンプが空いていたので、 なんとそれにセット! 大病したみたい…初めてでした。機械で精密に点滴を時間通りに落とすのです。「3時間」と指示があったらきっちり3時間ぐらいで、残っていてもここは抜いてしまいますからねぇ…。救急に行くまではまだまだ終わりそうになかったのに、速度が速まったわけでもないのに、 点滴開始から3時間後にまだ少しは残ってましたが、点滴終わりにできるほどになっていたのは驚きでした。 外来の点滴のベッドも同じですが、皆様の会話が筒抜け、仕事ぶりも丸見え。ベッドは1人ずつカーテンで仕切ってあるものの。顔は分からないけれど、先生と患者さんの会話ももちろん筒抜けなのです。 肝臓でも悪くて点滴かそれ以上のことをしてるのかなという感じの学生さん。 高校生かそれ以上ぐらいの女の子。 次に来る日を決めるのに「学業優先でね☆」と担当の先生に言われてた。 会話の様子も弾んだ感じ。なんか結構優しそうな先生なんだー。 街で買い物中にめまいで倒れたというおばさん。救急車で運ばれたようで。 時間外になるので一通り、当直か居残りか知らないけど、その時間の担当の先生の診察を受けていたみたい。そのうちに別の先生の優しい声がする。今時珍しくなった、「いかにも~」という感じの、優しい、ゆっくりとした、「先生」という感じのしゃべり方。 私の主治医より年上だろうなー、でもこんなに優しいなら 今後何かの時のために顔ぐらい見てみたいなーと思って。 どうもそのおばさんの主治医なんじゃないかという感じ。私が知ってるだけでも2回ぐらい様子を見に来て、声をかけて、説明などして、会話もしてた。どうも低血圧、脳貧血で、朝礼でバタンと倒れるのと同じような原理で今日休めばまず心配はいらないようで。会話を全部書くわけにはいかないけど、おばさんはご主人が亡くなったことを救急車に乗ったら思い出したって。 そしたらおばさん泣いてしまって、先生が「ティッシュね」とわざわざ向こうまで取りに行って。 その時にちらっと後ろ姿をチェックしたら若そう! 私と同世代かな、ぐらい。「すみません」と泣くおばさんに「いいよ、それだけ余裕が出て来たってことよ」とか ほんっとに優しく話しかけて、「こんなに立派な息子さん残してくれて良かったね」とか「ご主人も思い出してもらえて幸せ」とか、もう、私も言われたら泣きそうなことを次々と とにかく優しく結構な時間話してた。 その先生の優しい笑顔が伝わるような声。私もあんなに言われたら目の前で泣くね。 しかもそんなに年取ってないのでびっくり。なんだか内科外来って病棟のナースステーションぐらいに広い机とかあって、先生たちも和んでたり、そこでカルテなんか書いてそうで。今日もインフルエンザの予防接種をしていて、注射嫌いな先生もいて(笑)。賑やかで眠れないんだけど、今日みたいな日は和やかで楽しい(笑)。 待合室にいて、ウロウロしてたり他の患者さんと話してる別の先生を見ている時は「私の先生がやっぱり一番!」と思っていたけど、「あの先生はどんな感じ?」と聞かれるのも分かる気がしました(爆) かなり分かりやすく前よりもっと優しくなったんですけどねぇ。 第一印象がクールな感じがまだしないでもないのかなぁ。でも私は知っている、先生の優しさを!! 毎度わざわざ外来日じゃない午後にゆっくり時間を取ってもらい、「次はいつにしますか?」とここのところ毎週お願いしても嫌な顔一つせず。 「どうですか?」とまず聞かれる時も優しい。処方が残りの数の関係で単純にならないのでかなり手間を取るのに、メモって行っても今日はあまりに少ないのでいつもの薬を1つ1つ確認された(笑)。 そして…他の先生はなかなかそこまでしてくれない「あれ」。この前も書いた「あれ」。辛くて眠れぬ夜もあるのに、普通はあまり診てもらえない。はっきり言って専門はよその科だし…。今日も聴診のついでに、気づいたらチェックしてくれていて、 「なくなればいいですねえ」と、今までどの先生も言ってくれなかったことを…(ウルウル) 大きくなることはあっても、なくなることはあるまいとそんなこと考えたこともなかった。 私の人生、このせいでまた変わってしまった。昨日それで辛かったのは診てもらってから思い出したぐらいで…。「そういえば昨日…」って付け足して。 バイトのこともそう。「風邪ひきながらも頑張ってやってるじゃないですか」とお褒めの言葉。「先生のおかげでやれてる」と気の利いた会話ができなかったのが悔やまれる。にこっと「はい」と言っただけ。でもまあお互い、表情と空気で言葉はなくてもある程度は分かる関係になってるはず…。 本業に向けての準備を、毎回、自覚が強まるようになのか指導してくださる。この前、「寝てたら体力が落ちるから起きて」と言われたので、無理して起きてたら、「そんな時は寝てていいから、あったかくして、ゆっくり睡眠を取って…」と、これもあったかい口調で。 「お大事に」より「お幸せに」と救急外来を送り出された女性もいた。 医龍2が好きで見ているが、本物の病院にも、あれほど派手でなくても毎日ドラマがある。 来週こそは風邪が治ったと、笑顔で報告したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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