れんげそう畑

年明け初めてのピアノ＆通院でした。
珍しく、外来に行く前にウロウロしている主治医を見かけました。
少しでも長くしゃべりたいので、発見したら挨拶しようと思っていたのに、
見つけられませんでした。

外来に行き、看護師さんが先生のポケベルを鳴らすと、すぐ近くで鳴っているのが聞こえました。
この前、カーテン洗濯中だった、主治医が新患の時に使っている、一番手前の診察室で
書類やレントゲンの山がベッドの上にあり、そういう仕事をされていたようです。

「ああ、すみません」と、別にベッドは使わない（荷物を置くだけ）のに謝られ、
恐縮でした。
私はもう10日なので、普通に「こんにちは」と言って着席したのですが、「年賀状をいただいていて、ありがとうございました」とお礼を言われました。

そして改めて「明けましておめでとうございます」と先生から挨拶されてしまいました。
その区切りで「今年もよろしくお願いします」と返そうとしているのですが、
先生もまだ続きがあったようで、「今年も…」を3回ぐらい私は言いました。
あんなに深々と頭を下げられると変な感じがします。

今まで、離れていた3年間、暑中見舞いに年賀状は欠かさず出し、先生もお返事をくださっていましたが、今年は「そういえば」お返事来ませんでした（笑）。
お会いしているから、しかも10日に行く予定は分かっていたし、
お返事いただけば嬉しいですが、ないから寂しいかといえば、そうでもありません。

でも、先生としては返事を書いていないから、というお気持ちがあったのかもしれませんね。
帰りにもご丁寧に「どうぞお大事にしてください」とか、いつになくまた優しく声をかけてくださいました。

抗生剤で下痢して、それが結構続いた話をすると「辛かったですね」と言ってもらえました。今朝、朝食を摂りながらラジオを聞いていたら、「人の痛みが分かる人間に…」という話をしていたばかりでした。前回は「痛かったですね」と言われ、今回は
「辛かったですね」と言われ。ああ、優しいなーとしみじみ…。

その後に「あの薬でそうなる人は珍しいんですけどね」とか、今は治まったと言うと、お腹の診察はなしで。
「今は細菌性腸炎とかが流行っているから薬のせいではなかったかもしれませんね」
この二言だけならあんなに苦しんだのに～と悲しくなるんでしょうが、
言葉って不思議ですね。

胃薬が減っていたことと、頭痛などがひどくてどうしても痛み止めも連日飲んでいたことも報告。
胃薬を元通り増やしてくれるようにお願いすると「（症状が）ひどいですね」。
薬が足りると分かった時点で、前回から半分になっていたのを、倍飲んでました。
いよいよ胃カメラってまた言われるのかなーと考えたらここ数日また胃が痛くなってました…。言われずにすんだので助かりましたが。

珍しく、帰りに病院の玄関を出ようとしていた時にもまた先生に会いました。
「あ、先生、失礼します」とか声をかけると、表情は変わらず真面目～な硬い表情でしたが、これまた優しいトーンで「お疲れ様でした」と言われました。

この前、これ絶対算定ミスだよというのがあり、でも第一線を離れた私は、あれだけの病院で算定するということは、ひょっとして変更になった?とまで疑ってしまい、専門のサイトで勉強させてもらってました。やはり、私は間違っていなかったのです。

帰りに会計で「明細について聞いていいですか?」と尋ねると、「先生の処方箋の入力ミスで、こちらもそれで間違って算定してしまっているようです」とのこと…。院外処方では算定できないものを算定されていたので。それは　たかだか30円、されど30円（笑）

何より、私のプライドをかけたものだったからこだわりました。間違いを認めたのに、返金はしてもらえませんでした…。
そもそも先生の入力ミスとはいえ、計算する人も間違っているんだから～。

でも、もし300円だったにしても、これだけ優しくされていて、1つの原因が先生の入力ミスだったと聞くと、寛大になれます（笑）　医療ミスだったら困りますけど…。医療ミスについての先生の姿勢、「患者さんとコミュニケーションを取らないと、医療ミスを起こす」という話を以前私にしてくださいました。

パッと見、あまり愛想がいいという感じではないので、損をされてるかもしれませんね～。
そのクールで知的なイメージがたまらなく好きな私は、少なくとも3度は惚れましたが（爆）。
毎回惚れ直しているのかもしれません

調剤薬局では、やんわりと「仕組みが分からないので聞きますが…」とこの前、胃薬が半量になっていたのは、薬局の手落ちなのか、先生が意図的に減らしたのか分からなかったので、聞いてみました。何やらうまくごまかされた感じがしましたが…。
何より前回ペニシリン系の薬をそうじゃないと断言した!（怒）
分かっていたらお手数でも変更してもらったのに!　おかげでさんざんだったじゃない!

副作用の報告として言ったつもりだけど、ちゃんと記録してくれてるのかな…。

今日も先生はちょっと忙しそうで、診察中に「ちょっと電話を…」となぜかポケベルが鳴ったわけでもないのに、真っ最中に席を外して、私は1人、診察室にぽつーん…。電話の内容もちらっと聞こえ、「今、外来中なんです」とおっしゃってた。これまでの先生を見てきて、相当気になることで、私の診察を中断してまでもかけないといけなかったのだろうと判断しました。

おかげで、カルテ開けっぴろげだったし、そこのページは隅々まで読めました（笑）
たまには自分のカルテぐらい、しっかり読みたいものです。

そういうのもあって、診察時間は短いながらも、いつもに増して優しかったのか?（笑）
それとも年賀状が効いたのか?（笑）
面と向かって言うのもね、でも言いたい。「去年は先生と再会できたことが一番嬉しかったです」とか「信じられませんがもう出会って11年目です」とか。
照れくさい感謝の言葉とか。

あれがドクター宛じゃなかったら、はがきには書けません（照）
年賀状にかこつけて、びっしり書いちゃいました

ただ、胸の聴診とかしてる真っ最中に、一番手前の診察室だと、奥から今日は2人も、おじさん先生が通って行って…。あまり視線は感じなかったけど、ゆっくり通っていくな～!と思いました。知らない先生にタダで見せられるかっ!　話している時に通られるのもあまり好きではないのに、よりによって…。はぁ。

先生が忙しそうだったので、珍しく言いたいことも1つは残して帰ってきました。
普段はほぼ心残りなくじっくり診ていただいているので。