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ぷちがーでん

ぷちがーでん

MRSA

真ん中の子が産まれて、2日目から母子同室になりました。
3日目の朝、目やにがひどく、何度拭いてもドロドロあふれるように出てきます。
午後になって、なんだかやけに熱い。
熱を測ると38.3℃。
いくら新生児とはいえ、高すぎ!!
肌着を脱がせ、タオル1枚かけて様子を見たけど下がる様子もない。
何度も看護師さんに言っているけど、「暑いのでは?」の答え。
けど、さすがに3時間以上も熱がある状態を異常に思ったのか、新生児科の先生に連絡を取ってくれました。

7時ごろ連れて行かれ、いつになっても戻ってこない。
9時を過ぎても、10時を過ぎても。。。
もういい加減、おなかが空いているはず。
おっぱい飲んだの、5時ごろだったよな~
なんて思っていたら、11時近くになって呼ばれました。

「すぐにご主人を呼んでください」

??なんで??

「赤ちゃんは感染症に掛かっています。すぐにNICUで治療に入ります」

?感染症??なんで???

すぐに旦那を呼び、もう一度説明を受けました。
どうやらMRSAに感染してしまったもよう。
ちょうど大阪の産科病院でMRSAの集団感染が起こり、何人かの赤ちゃんが亡くなってる・・・
驚きと不安でパニック状態。

また赤ちゃん死んじゃうの!?

そんな不安が押し寄せて、涙が止まりませんでした。

NICUでは、オムツ1枚で、青い光線(保温のため)を当てられていました。
小さな手には、点滴。。。

この点滴の中には、バンコマイシンが入っています。
これが効かないようだったら、別の抗生物質を投与するらしい。
どうか、効きますように。。。

暫くは決められた時間に、ほんの数分しか会えなくなるので、20分くらい抱っこさせてもらいました。
先生には「大丈夫、必ず治るから」といわれても、信じられない。。。
本当に大丈夫!?

不安、そして、祈るような気持ちで過ごした日々。

入院2日後には熱も下がり、抗生物質が効いているということで、このまま継続投与。
会えるのは、1日2回、30分ずつ。。。
でも、他にも入院している赤ちゃんがいるから、1人あたり5分程度。

みんな、自分で赤ちゃんのお世話ができるのに、どうしてウチの子だけ!?
ナゼMRSAに感染したの??
どこから感染したの??

MRSAといえば、思いつくのは院内感染。

後になって、同じ日に生まれた子と、その前後に生まれた子5、6人が感染して入院していたことを知りました。
その当時、看護学生の実習があったっけ・・・
それは関係ない??

今となっては、知るよしもありませんが・・・
なぜ?どうして??そればかりが頭の中でグルグルしていました。

一足先に退院していたため、毎日、母乳を絞って持っていくのが日課でした。
でも、薬が効いたおかげで1週間で退院。
それはそれで嬉しいのですが、この子は「MRSA保菌者」として生きていくことになります。
この菌を完全に体から出す事はできないといわれました。
体が弱った時、また活発になり、発症するかもしれないとも・・・

接触で他の人に移すかもしれない。。。
家族は間違いなく全員が保菌者になるとのこと。

どうしたらいいの!?

たまたま、ある小児科医と話す機会があり、MRSA保菌についてきいてみました。
その結果、そんなに神経質になる必要はない、保菌者といっても、今では常在菌だから、
気が付かないだけでかなり多くの人が保菌している、普通の子と一緒にいてもなんの問題も無い・・・
と言われ、安心しました。

今では人一倍丈夫で、元気いっぱいです。


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