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坪単価について

2009年03月27日
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カテゴリ:坪単価について
どうも世の中で一人歩きしている感のある「坪単価」と言う言葉。


住宅を建築しようと言う一般のユーザーにとっては難しい建築の知識を身に付けることなく建物を図ることが出来る指針としてとても便利な言葉と言えるのではないでしょうか。

しかしその反面、建物を販売する業者にとってはいかに自社の建物が安くてお得か表現する道具としてとても便利な言葉のようですがいかがでしょう。



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建築と言うのは店先で売られている商品と違い、実物やカタログとにらめっこしながら選ぶことは出来ませんね。



何故でしょうか?



それは建物が工場などで大量生産されるものではないということと、生活は人それぞれで決して画一的ではないからです。

その上、ただでさえ専門知識を必要とする建築の世界は一般ユーザーにはわかりにくいというのにやれ○○工法だとかFCオリジナルの技術だとか、山の裾野のように広く枝分かれし肝心な山の頂である目指すべき目標や目的が見えにくくなりより一層混乱させてしまっています。


こんな状況だからこそ、「坪単価」という非常に明快でわかりやすく覚えやすいこの言葉に飛びついてしまうんじゃないでしょうか。        




そんな「坪単価」も一昔前の住宅建築ではそれなりの意味を持っていたように思います。

以前の一般的ローコスト系住宅仕様では構造や躯体仕様に大きな差は見られず、違いと言えば設備機器の豪華さだけでしたから坪単価というのは設備仕様の違いと言い換えることが出来ました。つまり、坪単価を高くすると設備仕様のグレードが上がるといった具合です。

そこから同じ設備等のグレードで他社より安い坪単価という宣伝もされたりしました。

たしかにこの時点では、坪単価やカタログ内容とにらめっこすれば納得のいく建築がそれなりに出来かもしれません。




しかし、時代とともに住宅に使われる材料も変化し様々な構造躯体の工法や建材が多く使われるようになったり設備機器同様にグレードの幅が広くなっていき、徐々に「坪単価」という言葉1つでは表現として物足りなくなってきました。


本来、家のコストとは「坪単価x広さ」で計算するものではく、数々の材料費+それらを取付けたり加工したりする人件費という「たし算」で求めるものですが、設備機器だけでなく多種多様な建材やそれらの取付けなど工種も多様化したことからも「坪単価」というものの意味合いが薄れてきました。





では、建築工事費の内訳を簡単に整理してみましょう。

先ほど家のコストは「たし算」と書きましたが、その内訳をグループごとに並べてみると下記のようになります。


1.建築面積に比例する工事 : 屋根工事、基礎工事

2.延べ床面積に比例する工事 : 木工事、内外装工事、建具工事、断熱工事、電気工事

3.面積に関わらず必要とする工事 : 水廻り設備工事


ここでポイントになるのは、全部が全部述べ床面積に比例するわけではないということですね。
ここにも、坪単価では図りきれない理由があるんです。
建築をする際には、工事内容や建物の仕様と内訳金額をしっかり把握することがとっても重要なんです。

例えば、10坪の家も100坪の家も電気設備や給排水設備などの最低限の工事費はそう大きく変わらないと思います。
また、20坪の基礎を造るのに40坪の基礎の半額では出来ないですね。精々3/4程度でしょうか。このことは屋根も一緒です。
つまり家が大きくなればなるほど、「割り算」された「坪単価という数字は低くなる。」という数字のマジックにだまされてはいけないんです。





現在の住宅建築にはいろいろな技術や知恵が組み込まれています。
「耐震性・耐久性・メンテナンス性・省エネ性」と言葉で書くと簡単ですが、これらを実現するために様々な方法を選択し組み込んでいく必要があります。


前にも書いたとおり、工法・部材が多様化することで「坪単価」の意味が薄れてきたわけですが、住宅に求める内容や価値観が変わってきた今、坪単価や安易な安さで図ることはナンセンスではないでしょうか。



特に、超長期優良住宅など長期に住宅を使用することに価値を見出そうとする流れの中でいずれは物理的な耐久性とは別に感覚的な価値も重視される。
結局のところ経年変化に耐えうるあるいは、経年変化とともに価値が向上するような建物でなければ本来の価値を見出すことは出来ない世の中になるでしょう。
いや、なって欲しいと言うべきか(笑)。


そうなれば、よりいっそう「坪単価」という言葉の意味が希薄になるのは間違いないですね。






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Last updated  2009年03月27日 17時45分43秒
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