「松本孝弘の技術に慣れてしまって、ある意味不幸」「日本人初のヘッドライナー『大丈夫かな 稲葉さん』どころじゃなくて…」#Bz #サマソニ
閲覧総数 19979
2019年12月14日
|
全5件 (5件中 1-5件目) 1 家づくりで大切なこと
テーマ:家を建てたい!(8683)
カテゴリ:家づくりで大切なこと
ここのところ、オリンピックを観戦する日々でちょっと寝不足気味の私です(^^;
男子サッカーは残念な結果でしたが、同じ日本人が頑張る姿は私たちに元気を与えてくれますね。 女子バレーボールなんて接戦を制して中国に競り勝ったくらい、日本人の活躍を誇りに思います。 がんばれ、NIPPON! さて、私たち建築士がプランを検討する場合、平面的な検討はもちろんですが立体的にも同時に検討を進めていきます。そうすることで、建て主さんの要望と使い勝手、デザイン性の整合性を高めていくわけです。 ![]() これは、現在検討中のプラン。 中庭やスキップフロアなど若干難易度の高いプランですのでより具体的に模型を作って検討していきます。 模型といっても、この段階では非常にアバウトな状態。 頭の中でイメージしたアイデアを何となく形にしてみて、あーでもない、こーでもないといじくり回します(笑) 一番大切なのは、デザインに捕らわれて使いやすさが損なわれないこと。 何よりもシンプルに、必要だからそこにあるという自然さが使いやすくもあり美しいのだと思います。そのためにも、このアバウトな模型を眺めながら無駄なものを削いでいく作業を繰り返していきます。 最終的には、そこで暮らす家族の笑顔がイメージ出来たらOKです。当然ながら、いつも思うのは自分が住みたいということ(^^; 叶わぬ夢に思えますが、建築家の中には叶ってしまった人もいらっしゃいますのでもしかしたら私にもそんなことが起こるとか起こらないとか。 まずは、建て主さんの笑顔を見るためにがんばりますっ!
2012年01月27日
テーマ:省エネルギー(60)
カテゴリ:家づくりで大切なこと
皆さんはどちらを選びますか?
旧式だけど安い車 と 高いけどハイブリッドで燃費の良い車 当然長い目で見れば後者のハイブリッドカーを選ばれるのではないでしょうか。 理由はもちろん、燃費が良いから。 ハイブリッドカーですから、燃費の良さも相当です。つまり家計の負担も激減し、購入時の価格の高さも十分元が取れてしまうわけです。 ところが、 住宅を建てる際にみなさんは先ほどのような考え方をしているでしょうか。 値段が安いかどうか 設備が豪華かどうか プレゼントがつくかどうか デザイン重視とか ブランド重視とか 冬の寒さはちょっとくらい我慢すればと思われるかもしれませんが、自分の家が「燃費」の悪い家だったら本当に我慢していて良いのでしょうか。 例えば、 穴の開いた浴槽にお湯をためているとします。何とかお湯は溜まっていくようですが、穴が開いていますから溜まるそばからお湯が減っていってしまいます。家族がお風呂に入るためにはお湯を出しっぱなしにしなければいけないでしょう。 もうおわかりかもしれませんが、住宅でも同じことが起きているんです。 住宅の断熱性能が低いということは、浴槽に穴が開いているのと一緒。家の中に溜めた冷暖房の熱がどんどん外へ逃げて行ってしまう状態です。そんな状態で暖房(冷房)をしているわけですから、なかなか温まらない(すずしくならない)し暖房(冷房)を止めればすぐ寒く(暑く)なってしまいます。どうせ温まり(涼しくなり)にくいなら部屋を細かく仕切れるようにしよう、というのが現在ある多くの住宅なんです。 この状態を改善する方法が 住宅の高断熱化 = 浴槽の穴を小さくすること と置き換えれば、なんとなくイメージしやすいのではないでしょうか。 ![]() 住宅の断熱性能を向上させれば、家の中で使用するエネルギーの量も少なくなります。 冷房や暖房のエネルギーということは光熱費がかからなくなるわけですから当然家計にも大きなメリットになります。 おまけに、 家全体で熱が逃げないようにしますので、家のどこへ行っても同じ温度になります。 もう冬の寒い日の浴室でつらい思いをする必要はありません。 高性能な家で健康に暮らせるのはそんな理由も1つにあります。 高性能 = 省エネ = 節約 = 快適・健康 これだけメリットがあることをやらない手はない と思うのは私だけでしょうか?
2009年03月06日
カテゴリ:家づくりで大切なこと
先日の記事「壁内結露を防ぎたい。」では、詳しく触れなかった断熱材のおはなし。
現在建築中のAY-HOUSEでは、ウールブレスという羊毛の断熱材を使用しています。 メーカーのサイトはこちら。 ![]() よろしければ応援のクリックお願いします(^^) ブログランキング 製品としてのウリや断熱性能などはメーカーさんのサイトを見ていただくとして、今回は結露に関連した性能に触れてみたいと思います。 よく、巷では自然素材は調湿性に優れていて壁内結露を起さないなどと言われることがありますが、これは本当だと思いますか? 似たような表現をされるもので、床下に入れる炭や壁に塗る漆喰や珪藻土などもありますが、やはり調湿性がうたい文句になっていたりします。どれだけの性能があるのでしょうか? 結論から先に言います。 どれも、その素材単独では難しいです。 もちろん素材や製品による優劣はあるにせよ、空気中にある水蒸気を永久的に吸い続ける素材は無いということ。これは無垢の木も同じことですね。 ここで、重要なのは「単独で使用したら、、、。」という部分。 つまり、その素材の性能だけに頼ってその他の対策を何も講じていないと危険ということです。 逆を返せば、単独じゃなければいいということなんですね。 自然素材には、確かに調湿性があります。 今回使用している羊毛の断熱材にも同様に調湿性があります。それはどういった性能かというと、一時的に過剰に増えた水蒸気を吸収し空気が乾燥したら排出するというものなんですね。 建物の壁内は、日々温湿度条件が変化します。 例えば冬の外気温が低い日には室内では暖房をつけて温かくしますが、この際ファンヒーターなどを使用すると水蒸気を発生し温度上昇とともに室内の湿度が高くなります。もし、この水蒸気を多く含んだ温かい空気が壁の中に進入し外気側に辿り着くと急激に冷やされて結露を起してしまいます(冬型結露)。 また、夏の外気温が高くむしむしする(湿度が高い)日には室内で冷房をつけて涼みますが、温湿度の高い外気が外側から壁内に進入し断熱材を通り抜けると室内側に触れ急激に冷やされ結露します(夏型結露)。 このどちらの状況においても、建築的に重要なことは結露を起しにくい構造にすること。 AY-HOUSEでいうならば、室内側に貼った防湿・気密シートで冬型の室内側からの水蒸気を防ぎ、外壁下地面材のインシュレーションボードで冬型・夏型のどちらにおいても壁内に進入した水蒸気を外部へ排出しやすくするという手法です。 この際に、羊毛断熱材を使用することで万が一壁内に進入した水蒸気を一時的に吸収してくれる緩衝材として機能してくれます。 また、上記のような建築的対策が施されていれば、壁内は温湿度が安定した状態に戻りますので、羊毛断熱材も吸収した水蒸気を排出出来るわけですね。 このように、自然素材を使えば100%問題ないという迷信は信じずに、それぞれの特性をしっかり理解して適材適所で使用したいものですね。 natural basic design 建築工房 蓮家~RENGE~ いつまでも価値を失うことがない家を、 ただあたりまえに家族がずっと快適に住める家を RENGEと一緒に2人3脚で創り上げましょう。
2009年02月13日
カテゴリ:家づくりで大切なこと
結露と言うと冷たい水を入れたコップの廻りに水滴がつくのを例に説明されることが多いと思いますが、家庭でこの状態を見るのはアルミサッシの枠やガラス部分でしょうか。
私の実家も古い家で冬になると窓ガラスにはびっしりと水滴がついてたのを思い出します。 同様に壁の中でも条件が揃うと結露が発生します。 つまり、湿度を持った空気が壁内に入り露点以上に冷やされた場合結露するわけです。 しかし、壁の中には少なからず断熱材がありますので急激に冷やされるわけではありませんが、断熱材を通り抜けて滞ってしまうと結露の危険性が高まってしまうんです。 そこで、壁内結露の対策として行われるのは、 1、壁の中に水蒸気を出来る限り入れない工夫。 2、壁の中に入った水蒸気を出来る限り早く排出させる工夫。 の2点になります。 1で行われるのは、室内側に防密シートを貼るという方法。 軸組み工法ならば、柱と室内側の石膏ボードの間などに透湿抵抗値の高い防湿シートをはり巡らし、壁内に水蒸気を進入させないようにする一方で、気密化された室内を計画的に換気していきます。 今回設計したAY-HOUSEでもこの方法をとっていますが、防湿シートに遮熱性能を持ったものを使用しました。 ![]() アルミ箔のような銀色のシートが気密・遮熱シートです。 また、2で行われるのは内部の素材よりも外部の素材の透湿抵抗を低くするという方法です。 つまり内側では水蒸気を通しにくい素材を使用し外側では水蒸気を通しやすい素材を使うことで壁内に水蒸気を残留させないようにするんですね。 ここでは細かい数値は割愛しますが、室内側に防湿シートを貼る場合は室外側に合板(透湿抵抗が高め)を張っても安全ですが、室内側に防湿シートを貼らない場合には注意が必要です。 ![]() 画像の青いボードはインシュレーションボードという木質系のボード面材です。透湿抵抗が低く室内側に防湿シートを貼らなくても安全を保てるものですが、AY-HOUSEでは防湿シートとの併用にしました。より安全側になるよう配慮してあります。 以上は、木造軸組み工法で言うところの充填断熱における考え方です。 これが外張り断熱においては、考え方が少し変わってきます。 充填断熱の場合、 壁内空間 = 断熱空間 であるために、壁内において断熱材を通り抜けた室外側で結露の危険があるわけです。 外張り断熱の場合、 壁内空間 = 室内空間 という扱いになります。 最初の話を思い出すと、結露は水蒸気を含んだ空気が冷やされて起こりますから室内温度と同条件におかれていれば壁内であろうと結露しない(しにくい)ことになります。 しかし、いいことばかりではなく外側に相当の厚みの断熱材を取付けた上に外壁の仕上げを行うのはそれなりにリスクがあります。 また、最近では充填断熱との併用(○イワハウスはこの方法)も行われていますが、この方法の場合先に挙げた 壁内空間 = 室内空間 というのとは若干のずれがあります。つまり結露のリスクから開放されたわけではないと言うことですね。 このようにいろいろな方法とそれぞれの利点・欠点がありますが、一番のポイントはそれぞれのポイントをしっかりおさえて施工できるかどうかということではないかなと思います。 何を信じ何を良しとするかは人それぞれですが、それぞれのリスクをよく理解したうえで出来る限りそのリスクを低くする努力をしていきたいものですね。 よろしければこちらもクリックお願いします(^^) ブログランキング natural basic design 建築工房 蓮家~RENGE~ いつまでも価値を失うことがない家を、 ただあたりまえに家族がずっと快適に住める家を RENGEと一緒に2人3脚で創り上げましょう。
2008年10月30日
テーマ:住宅コラム(1365)
カテゴリ:家づくりで大切なこと
このところ設計を依頼していただいたお客様のプラン作りをしていますが、最近シンプルかつよりよい屋根をひたすらイメージしています。
そんな中で街を歩いていると、ついつい目が屋根に。 歩きながらも見上げてきょろきょろしてしまいます。 決して怪しいものではないですよ(^^; ところで、 みなさんが、家を建てたいと思ったときどんな家を建てようか考えるのと 同時にどの会社に建築を頼むかを考えると思うんです。 きっと、経験者の方なら確かにそうだと思われるでしょう。 ただこの2つ、どちらが大切だと思いますか? それは、会社を選ぶこと。 家を建てることってお店に行って物を買うのとは違いますよね? もちろん金額も大きく違いますが、使う期間の長さは身の回りの物とは 比べ物にはならないはずです。 世の中の住宅の平均的な使用年数は25年程度。 さらに言えば日本人の寿命を考えると80~90才としたら 50年も60年も使わなきゃならないものですよね。 それなのに、家を建てるときにそれに費やす時間はどれほどのものでしょう? 展示場を廻って、気にいったメーカーを2,3社見つけ検討し 最後に1社に絞る。そして家づくりの打合せ。 きっとよくある話だと思うんですが、本当にこのくらいの 時間を費やしただけで家をつくってもよいのでしょうか? もし、一度建てた家を50年・60年住み続けるのだとすれば、 それはあたかも夫婦が長い年月一緒にいるのと同じなんじゃないでしょうか。 結婚しこれから長い人生を一緒に歩んでいくパートナーを そう簡単には決められませんよね? 家も同じなんです。 家を作るために1年くらいは費やしてもいいじゃないですか。 あるいはもっとかけてもいい。 何よりも建築する会社を選ぶこと。 それは長い年月一緒に歩むパートナーを選ぶのと同じこと。 価値観が合い、頼りになり、信頼し合えるそんな会社だったらいいですね。 ただ、気をつけたいのは、営業マンは家を建てないということ。 営業マンだけがどんなに感じが良くても、会社全体が信頼できる 存在でなければいい家を建てるのは難しいですね。 もし、これから家を建てるかもしれないみなさんは ベストパートナーを焦らずじっくり探してみてください。 全5件 (5件中 1-5件目) 1 総合記事ランキング
|