239435 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

レンゲローズDiary

レンゲローズDiary

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006.06.07
XML
カテゴリ:IN THE LIFE



clovere


この頃、空に純白の光を放つ乙女座のスピカが美しく輝きます。
乙女座は正義の女神アストレアと言われていますが
スピカは穀物などの穂を意味し
女神が手にした麦の穂のところに位置しているため
農業の女神デメル、もしくはその娘ペルセポネとも言われます。


ニューサの野に仲良しの娘たちと花摘みに行った
ペルセポネは遠くに一本の茎に白い花をつけた
水仙を見つけます。
あまりの美しさに引き抜こうとすると
いきなり大地に穴が開き中から四頭の黒い馬が現れます。


馬車には気品のある男が乗っていて
ペルセポネを抱きかかえると大地の穴に姿を消してしまいました。
少女たちからその様子を聞いたデメテルは寝食を忘れて
捜し歩きました。
やっとの思いで太陽の神ヘリオスから娘をさらったのは
冥府の神ハデスであることを聞くと悲しみは怒りにかわりました。
娘をさらうことを許したのはゼウスだということが分かったからです。


デメテルはゼウスと共にいることが厭になりオピンポスの山を降り
娘を思い出しては涙に暮れるのでした。
大地を司る女神の悲しみは木や草にも影響し
冬枯れのままになってしまいます。
このままでは
あらゆる生き物が死んでしまうため
ゼウスは伝令の神ヘルメスをハデスの所につかわし
ペルセポネを母の元に帰すように命じます。


ハデスもこれに従い帰り際にペルセポネの石榴の実を渡します。
ペルセポネが帰ってくるとデメテルは娘を抱きしめます。
母の喜びは大地に伝わり木々は芽吹き野には花が咲き始めました。


しかし冥府で石榴の実を4粒食べたことを知ると
母の顔は再び曇ってしまいます。
この実を食べたものは冥府で暮らさなければならないという
掟があったからです。

ペルセポネが食べたのは4粒なので
4ヶ月間 冥府で暮らすことになりましたが
ハデスは優しいという娘の言葉に
デメテルの気持ちもおさまります。

このときから
この世に四季ができるようになったということです。
天体写真家・林氏のお話から・・・
clovere







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.07.10 01:18:54


PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.