下沙
空から降ってくるもの、普通に、「雨」です。中には、「星」と答えるロマンチストな方もいっらしゃるかと思います。歌にも「星降る街角」ってありました。また、奇をてらって「鳥の〇ン」なんていう人もいますか?(笑)中国語で「雨が降る」と言うと『下雨 Xia4 Yu3』と言います。決して『雨下』とは言いません。実は『下雨』という言い方は、主語が省略されています。主語は『天 Tian1』です。つまり『天下雨(空は雨が降る)』が本来の形なのでしょうが、『雨』が降ってくるのは『天(空)』以外にはありませんから『天』が省略されて『下雨』という形になっています。さて、今回紹介の曲ですが、このブログには通算14回目の登場となるこの方の曲です。游鴻明 You2 Hong2 Ming2の下沙 Xia4sha1[砂が降る]です。通算14回目の登場は、このブログ最多登場の15回、張信哲、梁静茹に次いで2位タイ、周杰倫と同じになりました。こんなにたくさん紹介しているのに、彼の代表作ともいえるこの曲を紹介していなかったとは・・・。初めてこの曲を聴いたとき、妙に耳に残って、すぐに歌えるようになったのを覚えています。歌詞の内容は、居なくなってしまった彼女の面影や思い出を、砂で埋めてしまいたい、だから空よ砂を降らしてくれと歌っています。雨で洗い流すのでなく、砂で埋め尽くすなんて、さすが"バラードの貴公子"の異名どおりって感じです。下沙/游鴻明 毎個人都有無法忘記的人思念会像細沙穿過?的霊魂軽軽開了門 只有風雨声我覚得愛情讓人変得残忍原本相愛的人変成心頭的針越是愛的真 越是傷的深就像黒夜和白天相隔一瞬間明知道説再見 再見面也只有明天天空?下着沙 也在笑我太??就別再追尋看不清的脚印天空?下着沙 也在為我牽掛把愛葬在沙里 還有?的消息?走了 就走了 不要想起風走了 沙走了 不要想起砂が降る/クリス・ヨウどんな人にもすべて忘れることが出来ない人がいる想いは細かい砂のように君の魂を横切るだろう小さく小さく開いた門には ただ雨風の音が聞こえるだけ僕は思った 愛は人を残忍に変えさせると本来 愛し合う人は胸のうちの針と変り本物の愛であればあるほど 傷は深いそれはまるで闇夜と昼間が一瞬 相隔てるようにサヨナラを告げるのが明らかに分かる再び会えるのは翌日だけ空よ...あ...砂が降ってる 僕の愚かさも笑ってるもう君を追い求めるのはやめよう 足跡さえよく見えない空よ...あ...砂が降ってる と同時に僕のことも気にしてる愛を砂の中に葬り去っても まだ君の面影は残ってる君は行ってしまった そう行ってしまった 思い出すのはやめよう風も行ってしまった 砂も行ってしまった 思い出すのはやめよう 游鴻明【You2 Hong2 Ming2】/クリス・ヨウバラードの貴公子、1968年10月30日台湾台北市生まれ。男ばかり5人兄弟の4番目。最も好きなミュージシャンはChris De Burgh、玉置浩二らしい。シンガーとしてだけでなく、コンポーザーとしても活躍中。デビュー当時から、北京語・台湾語とジャンルを問わず、たくさんの歌手に曲を提供し続けている。彼のことを知らなくても、彼の曲を一度は聴いたことがあるという中国人も多い。