上海ベイビー
久しぶりに映画の紹介です。 『上海ベイビー』 2006年、ドイツ映画原作は、世界45カ国以上で翻訳され、日本でも30万部を超すベストセラーを記録した衛慧著『上海貝宝』、あまりの過激な性描写でたちまち中国政府の発禁処分を受け、大きな話題となった小説です。主演は、白霊 Bai Ling、松田聖子です。白霊の映画は以前「北京のふたり」という映画を見ました。異国の地の北京で殺人の罪を着せられたアメリカ人男性ジャック(リチャード・ギア)と、古い因習を断ち切って彼の弁護を引き受ける中国人女性弁護士シェン・ユーリン(白霊)との心の交流を描いた法廷サスペンス・ドラマです。その時の白霊は、まじめで正義感の強い女性を演じていましたが、今回の「上海ベイビー」では180度真逆の女性を演じています。【ストーリー】作家志望のココ(白霊)はアートにセックス、ドラッグに溺れ刹那的な生活を送っていた。そんな時、若き中国人芸術家の天天(グレゴリー・ウォン)に出会い、哀愁漂う繊細な彼にココは自然と愛情を注ぐようになる。幸せな日々が続くかと思われたが、性的に欠陥を持つ天天との間に見えない隙間が生まれていく。心は幸せで満たされても、身体は満たされない彼女。ある日、天天の友人で、都会生活の裏表を知り尽くした富豪の未亡人マドンナ(松田聖子)の紹介で、ベルリンからやってきた国際ビジネスコンサルタントのマーク(ルーク・ゴス)に出会う。天天に深い愛情を感じているにも関わらず、ココはマークと情熱的な情事を重ね始める。性的に解放されていく自分を感じ、ココはさらに深い溝に堕ちていくのだった。 あえて、映画の感想は書きません。ぜひ、「上海ベイビー」と「北京のふたり」の両方を見て、白霊演じる真逆のふたりの女性を比べてみてはいかがでしょうか? 白霊【Bai Ling】/バイ・リン1970年10月10日生まれ、四川省出身。ハリウッド女優。代表作、1997年「北京のふたり」、1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」、「アンナと王様」、2002年「ハリケーン・コースト」、2003年「TAXi3」、2004年「美しい夜、残酷な朝」など。2005年「スターウォーズ・エピソード3シスの逆襲」に出演していたが、公開前に「PLAYBOY」誌でオールヌードになったため出演シーンがカットされたとの噂もある。