私流の元気療法(119)・・・心臓が凍りつくような検査結果?!
◆PET検査・・・再発や転移を疑う反応?!03年3月、PET検査の結果がでた。何と「二箇所に再発や転移の疑いあり!」という回復への道筋を逆戻りするかのようなびっくり結果でした。一箇所は昨年2月に緊急手術した(腹部リンパ筋)跡で、もう一箇所は大腸でした。但し、反応が全て悪性とは限らないので再検査が必要であるとのこと。そこで手術跡での反応についてはCT写真検査、大腸については内視鏡の検査を行うことになりました。主治医がこれまでのCT写真や今回のPET検査の資料で反応部分を指し示して説明してくれたが、体内の構造が判別できないので一見しただけでは何が何だか判りませんでした。私はPET検査を受ける時は、「PET検査はより精密に反応するから異常反応がでたら再発や転移に間違いがないであろう」と断定的に受け止めていました。その為に主治医から「異常を疑う反応が出た!」と聞いたとき「せっかくここまで頑張って回復させてきたのに?!」といった意味の、言葉にならないような嘆きのセリフを発しました。どうしても気になるので「何と言ったのか?」と考えるのですが、いくら考えても思い出せません。それほどに心中は動揺していた感じです。それにしても、ガンの「頑固さ、しつこさ」とはこのようなことを言うのでしょうね。これほどに手を尽して頑張っても頑固に私の行く手を阻み、立ちふさがってくる。そんな心境に落ち込んだのも事実です。■今回の検査は「晴れて病院治療から解放される!」と期待し、そのことを確認するために受けた検査でありながら、またもや「灰色につき再検査」との危険信号(一難去ってまた一難!」となったのです。それでも、冷静に考えれば次々と回復を阻むような危機に直面しながらもその都度厳しい壁を突破って回復してきている中での「トラブル(?)」であり、それだけ見通しが明るくなっている事は事実です。それにしても検査で「灰色」「再検査」などと不安材料が付きまとってくるたびに「再発?、転移?」などと激しい心の動揺と不安感に襲われます。そして、プラス志向とマイナス思考とが葛藤を繰り返しながらも「癌に負けてなるか!」との心意気で一日を迎え、明日につなげる繰り返しです。しかし、まだ「黒」と決まった訳ではないので、こんな時こそ天下一品の久禮流元気療法の出番ですネ。ガンバ、がんば!・・・(続く)