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2011/03/13
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カテゴリ:雑記
どうも、こんばんは
東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます
また、災害からの早い復旧をお祈りしています

さて、いろいろなチェーンメールが出回っている様ですが、これには十分な注意をして下さいね
自分の方にも回ってきましたが、これに電気を学んでいる者として大きな怒りを感じています
関東の電気備蓄が底をつくので、中電・関電から送電するから節電しようだとか・・・
そんな内容ですが電気について理解がないのに、この手のガセを流すのは止めていただきたいですね
自分もまだ学生という身であり理解が足りない部分もありますが、以下に自分の考えを書いておきます
まじめに反応してしまっている自分もどうかと思いますが・・・

まず、日本の電力系統は周波数によって60Hz系と50Hz系に分割されています
この境界はだいたい糸魚川静岡構造線に沿っていますが、
それぞれの間で電力をやり取りする為には周波数の変換を行う必要があります
(今回は、電力を西日本→東日本へ送る必要がある)
この施設は、新信濃変電所・東清水変電所・佐久間周波数変換所がありますが
(※東海道新幹線用の周波数変換施設もありますが除外しています)
しかし、この施設の電力変換容量はそれぞれ60万・10万・30万[kW]なんですよね
これらを合わせて100万kWになる訳ですが、この変換容量は多いとは言えないと思っています
比較の参考として中電の川越火力発電所の全機出力合計を示すと、その容量は480.2万kWになります
これは、周波数変換施設の変換容量は川越の発電出力の約1/5程度という事です
川越火力発電所は規模の大きな発電所ですが、
それでもある程度、その変換容量の大きさについて理解できると思います
1ヶ所の発電所分の電力容量も周波数の境界を越えて送電できないのです
また季節によって需要も異なる・非常時の為に、普段は使用していない発電所も存在します
つまり、現状でも西日本方面から関東へ周波数の境界を越える事ができる最大の電力を送電可能と考えられます
そして現状では、東日本での節電が急務であると思いますし、東電もそう考えているように思えます

計画停電という事態までになった関東の為に節電する
その考えは立派だと思いますが、このチェーンメールの内容はおかしいですよね
誰が何を考えてこのチェーンメールを回し始めたのか知りませんが、腹が立ちますよ
そして何より同じ分野を学ぶ者から、このチェーンメールが回ってきた事に腹が立ちます
普段から節電には気をつけるべきですが、これはちょっと・・・
みなさんも情報の真偽には気をつけてくださいね
(この記事の内容も自分で判断していただけると幸いです)


kiha_48

FUJIFILM FinePix S6000fd 2011/03/08 SS1/2 F4.1 ISO100

今回の写真は、穂積駅に停車するキハ48
8日に8864レを撮りに行ったら停車していました
大垣へ車輪削正に行った帰り?かと思いますが、ここでこの形式を見ると不思議な気分です







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Last updated  2011/03/14 04:23:24 AM
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