デジタルとアナログの狭間に
新生活の瞬間が近づき、新社会人たちがまたこの世に誕生する。もう社会人の長い人達も、それにあやかるように、新鮮さを取り戻すために頑張る。そんな両者に共通する家電は、今を映し出すアイテム。リアルに表現され、そして自らも今を生きる糧となる道具。自分にあったもの、無かったものを表現し、吸収できるもの・・・。デジタル家電の中でも、アナログと共有できる家電製品は数少ない。デジタル一眼レフカメラと、かつての一眼レフ用レンズとのコラボレーション。マイクロフォーサーズ技術で、軽量コンパクトを計ったデジイチのスタイルは、旧タイプレンズとの共存で、進化ともいえる後退。これは、往年の社会人がかつての息を吹き返し、新社会人には新鮮さを与えるいい道具ではないかと思う。