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カテゴリ:映画の話 『ア行』
タダで観てきました(アハ)TOHO最高!
テレビでCMが煽るほどわかりやすい“感動巨編”ってほどではないにせよ、後でじわ~んと来る感動作。 『世にも不幸せな物語』がわりとファンタジーだったのに対して、こちらは痛々しくもリアルでスクリーン全体に悲しみが溢れます。 いい映画で間違いないですし、本当に『天使』のようなオリバー少年の純真無垢な心に、『癒されるってのはこういうことだ!』ってぐらい癒されます。 世知辛い世の中をストレス抱えて生きる日本の皆さん、ご覧下さい。『なぁ~んだ、ボクって幸せだったんだ』って思えるはずよ。 監督は、『戦場のピアニスト』でオスカーを勝ち取った巨匠 ロマン・ポランスキー監督です。絵のタッチがまんまです。あの感じです。 これ原作が有名なんすよね?すみません、知りませんでした(アハ) で、主演のオリバー君、まだ小学生を演じるのは バーニー・クラーク君。今、何歳ぐらいでしょうか? 競演に、この人が本当にガンジーやった人か?って特殊メイク ベン・キングズレー そして、窃盗団の子供ドジャー役の…すみません、存じません(アハ)なかなか迫力ある演技でしたよ。 で、キーパーソン…いや、キードッグ(アハ)ブルズアイにターボ君(オス) 内容は、近代イギリス。富めるものは華やかに、貧しいものは泥を這い回るような世界。オリバー少年は、孤児院へ連れてこられます。貧しく厳しい生活を強いられる毎日。育ち盛りの子供たちはいつも空腹で、ただ命があるだけのツライ日々。 ある日、運悪く、オリバー少年に『夕食の配給について意見を言う』役目が当たり、勇気を出して“おかわりしたい”のを要求。すると担当の役員に追い回され、孤児院の運営団体の役員の怒りを買うことになり、追放処分になってしまう。 紆余曲折がありながらも、心優しい葬儀屋の主人に5セントで引き取られることになるが、使用人とその息子、女主人の陰湿なイジメに遭い、耐え切れず家を飛び出してしまうのです。 あても無く歩き出すオリバー少年の目に、『ロンドン』の文字が…7日間、空腹に耐えながらやっとの事で辿りつくも、精根尽き果て野垂れ死に寸前。 ドジャーと名乗る『泥棒』の少年に命を助けられ、ボスのフェイギンの元へ連れて行かれます。 孤児である自分の事を優しく迎えてくれる初めての大人と、同じような境遇の少年たち。貧しくも明るく暮らす仲間たちに心を許すオリバーだったが、ある日、冤罪で警察に捕まってしまう。空腹と病気で倒れるオリバー少年を救ったのは、スリの被害に遭った老人だった。 昨日までの暮らしとは全く違う天国のような静かで豊かな暮らし。命の恩人である老人のため気遣い尽くす健気なオリバー。だが、魔の手は音も無く静かに迫ってくる…。 イギリスの田園風景が美しく、物語の対比が見事です。セットも忠実に作ってあるんでしょうね、きっと。当時のロンドンの不衛生な感じが(あ、いや知らないけど)見事に再現なされてます。 究極に貧しい暮らし。その中でも太陽のように輝く少年たち。埋められない貧富の差。身勝手な大人の社会で必至に生き抜く子供たち…。 いい本をいい監督がいい俳優を迎えて丁寧に描いたらそりゃいい作品に仕上がるはずです。 4ションペン 5デンゼル 3デニーロ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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