(仮)sevaの…まぁ、いいや。それで。

2006/09/10(日)18:24

ゲド戦記

映画の話 『カ行』(33)

率直な感想を言いますと『風の谷のナウシカ』と『ハウルの動く城』と『もののけ姫』とを足して三で割ったような作品でございます。 監督・脚本が宮崎吾朗ということで、巨匠・宮崎駿との違いを出そうとしたあまり、意識しすぎて似通ってしまった…という感も否めず、いや、わざとそれを狙ったのだとか、まぁ、どちらとも取れる、結果、間違いなくスタジオジブリ作品に仕上がっており、見事に『ストライク』を取りに行った作品であります。 主演は、ま、ある意味“ジャニーズ枠”って感じですが(ニヤリ)岡田准一 共演に、ご存知のとおり主題歌・挿入歌も歌っております。手嶌葵(新人) 声に存在感があり過ぎて誰だか一発でわかる釜ジイ。菅原文太 今回は“棒読み”感が不気味さを助長しております。ナイス!田中裕子 やっぱり役者さんにアフレコって合わないんじゃないか? 風吹ジュン あとは、香川照之、小林薫、夏川結衣、倍賞美津子、内藤剛志…と、そうそうたるメンバーでございます。感動巨編の映画が一本撮れそうです(アハ) で、内容ですが、もともと宮崎駿監督が映画第一作目に作りたかったらしんですが、原作者サイドから『NO』って言われて仕方なく『風の谷のナウシカ』を作ったといういわくのある作品(ボクは、そのほうが良かったと思ってますが)ここへきてオファーが舞い込んだので、じゃ息子がやれば?って感じなんでしょうね(ニヤリ) 世界は、人間の住む東側と、竜の棲む西側に別れ、うまく均衡を取りながら共存共栄していた。 ある日、居るはずの無い竜が東側の海に現われ共食いを始めた。それを合図に、太陽の力が弱まり、さまざまな異変が起こり始め、農民は農地を捨て、人は堕落していった。 世界の均衡が崩れつつあることを感じた魔法使い“大賢人”ゲド(ハイタカ)は、その原因を探す旅に出ていた。 父親である王を自らの手で刺し、国外逃亡を続ける王子アレン。心の闇に苛まれ、自分に自信が持てず自暴自棄になっていた。砂漠の真ん中で出会ったアレンとハイタカ。ハイタカの誘いを受け、ともに旅をすることになる。 巨大な港町“ホート・タウン”。人狩りがまかり通る誘惑と虚栄の町。そこでアレンは人狩りに連れ去られそうになっている少女テルーを助けるのだが、その後、逆に人狩りに捕まってしまう。 ハイタカによって救出されたアレンは、町外れのテナーの家でしばらく身を隠す事になるのだが、そこでテルーと再会する…。 こりゃ子供向けではないなと(アハ)原作を知らない人にはちょっと難しいかも知れませんが、ジブリ作品が好きな方はすんなり入っていけると思います。 景色は非情によく描かれています。その分、人物の表情がわざとらしく感じたり…って部分はありますが、楽しめる作品で間違いは無いです。 3ションペン 3デンゼル 3デニーロ

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