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カテゴリ:感動・心に残るストーリー
創業塾で、私を兄と慕ってくれている、Oさんのお父様が他界されました。
日曜日に、突然、心筋梗塞で倒れられ意識が戻らぬまま、帰らぬ人となられたそうです。 今日の午後、ご本人と電話でお話しましたが、「まだ、実感がまったくわかない。」と言われていたのが、印象に残ります。 私の親友のお兄様は、ある高校のカヌー部の顧問でした。・・・私が大学生の頃の出来事です。 ある日の練習、新入生のカヌーが転覆し、正義感の強い彼は、 生徒を助けるために川に飛び込み、救出後、帰らぬ人となりました。 この話は、新聞にも掲載され、葬儀の出席者は多数を数えました。 私は、毎年、このお宅にお邪魔していたのですが、お母様が、彼が亡くなられた数年後の夏。 遠くを見るような目をされて、 「桜木さん、私、今でも、息子が、『ただいま~』と言って、帰ってくるような気がするんですよ。 だってね、息子は、いつもとまったく同じように、『行ってきます。』と言って家を出ただけなの。 私は、息を引き取るところも見ていないのよ。 本当にあれが、現実だなんて、未だに夢を見せられているみたい。 夢ならば、終わって、息子に帰ってきて欲しい・・・・・・・。」 私は、涙をこらえることが出来ませんでした。 お父様の亡くなられたことの、実感がわかないという彼女のお話を聞いて、 親友の兄の死を思い出しました。・・・・その後、その友人は、兄の意志を継ぎ、教師になりました。 「情熱創造プロジェクトとは」 「情熱創造プロジェクト」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.15 17:01:31
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