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カテゴリ:感動・心に残るストーリー
ついに見ました・・・サタケミキオこと宅間孝行が率いる劇団『東京セレソンDX』が、2004年8月24日から29日の6日間のみ上演し、その後2007年7月11日から8月5日に再上演された幻の名演と呼ばれた舞台のDVD。 2007年10月12日から、TBS系列で、毎週金曜日の22:00~22:54(初回は15分拡大)に、金曜ドラマ枠で全11回放送されました。 <あらすじ>舞台は昭和30年代の高知県土佐清水、および現代。映画館「オリオン座」を中心に話が展開します。コメディー性も豊かですが、戦争で人生を狂わされた男(四万十太郎)の悲しいラブストーリーでもあります。 <感想> やはり面白かったです。 この舞台がなければ、TBSのドラマは無かったわけですから、その完成度の高さは分かります。 あの名優・中村雅俊さんが最後は号泣されたというのも、鯖子役のオファーが来た斉藤由貴さんが舞台を見て、「この役を私が・・・・。」と絶句されたのも分かります。 笑わせるところがあり、泣かせるところがある・・・名演だと思います。出来れば生で見たかったです。 TBSのドラマを見て、はまってしまった私としては、主演の長瀬智也さんの演技は、舞台の宅間さんの演技を学び昇華させたような気がします。 舞台では、当然ですがエリック・クラプトンのチェンジ・ザ・ワールドは流れません。ドラマはこの曲を本当に上手に演出として用いていました。 素晴らしいセンスだと感じます。 決め台詞の「グッときたぜよ!」もここぞと言うシーンでしか出てきませんし、太郎と鈴のコントのような身振り手振りのシーンも1回のみです。 もともと舞台劇を11回のドラマの脚本に変えているので、テレビのドラマが多少間延びしたような回があったと言われたのは、そのためだと感じます。 スピード感があり、ドラマのテンポと比べるとあっという間です。 出来れば結末を知らずに見たかったと思いますが、それは無理な話。 ドラマのDVDが出たら、舞台の脚本と比較して、マニアックに見てみたい気もします。 舞台ならではの太郎とジェームスのアドリブのシーンは笑えます。 ドラマを見て感動した方には、一見の価値はあると信じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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