HERO讃歌

2006/09/12(火)22:55

秘密戦隊ゴレンジャー第10話

特撮・感想(331)

第10話「赤い風船 風速100メートル」 いつものように敵を倒して、明るく終わる感じの話だなと思っていたのだけど、最後の最後でしんみりしてしまった。 黒十字軍は、東京を壊滅させようとして、風速100メートルのハリケーンを作り出そうとしていたのだけど、それをイーグルのスパイに知られてしまい、結局ゴレンジャーが知ることになって戦いになる。そこで出てくるのがこの話のもう一人の主人公ともいうべき女の子で、孤児のその子は、海でなくなった父親のためにいつも赤い風船を飛ばしていて、おり悪くその翼仮面とゴレンジャーの戦いの場に居合わせて翼仮面に捕まって、ゴレンジャーの攻撃を逃れるための盾として連れて行かれてしまう。 ここまでは敵らしい動きなんだけど、その後、翼仮面がその少女に風船をあげているシーンがあって、なんだかとても優しい感じだった。だからこれはいつもとちがうかなと思っていたけど、黒十字軍の怪人である翼仮面もほかの怪人に負けずに、女の子を盾にしたり、女の子がいるのにもかかわらず、ゴレンジャーに攻撃をかけるなどしていて、別に女の子に優しかったわけではないと思い知った。やっぱり怪人は怪人だった。 でも翼仮面が戦いに敗れた後、その女の子が赤い風船を、翼仮面のために飛ばすのを見て、ゴレンジャーたちが「翼仮面はあの女の子にとっては優しいおじさんだったんだ」とつぶやくのを聞くと、ふと船の上で女の子に風船をあげていた翼仮面の映像が頭に浮かんでしまった。(テレビにはそんな回想シーンはないんだけど) その寸前までは大岩大太と明日香健二のやりとりに笑っていたのだけど、そのシーンですっかりしんみりしてしまった。 なかなかこっていた回だと思う。 それにしても、前回といい、今回といい、ゴレンジャーは黒十字軍によく捕まる。

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