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2007.02.03
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カテゴリ:特撮・つれづれ
仮面ライダーという名前と距離感(1)
仮面ライダーという名前と距離感(2)
仮面ライダーという名前と距離感(3)

4)作品と制作者の距離感
仮面ライダーカブトを見ていて、つくづく感じたのは、見ている方が置いてきぼりをくらっているという思いだった。
主人公天道のキャラクター設定はなかなか共感できなかったのを初めとして、ストーリーでも見ている方はまったく考えていない構成が目立っていた感じがする。
特にカブトのHPと重ねてみたりすると、そこに作る側と作品との距離感を感じてしまう。距離感といえば、距離があるという意味になるけど、それとは違い、距離が近いという意味の距離感。

たとえば、カブトの初期の頃、「仮面ライダー The First」の本郷猛を演じた黄川田さんがちらりと出演されていたことがあったけど、あのシーンは、正直カブトにはなんの意味もないシーンで、彼を出すためにわざわざ作ったという感じがした。一話の中に意味のないシーンをまったく入れる必要はないといっているのではなく、緊張するシーンの連続の中で、ほっと息をつける遊びのシーンを入れるのは必要なことだと思っている。物語は緩急のバランスが大切なのだけど、あのシーンはあまりにも無意味で、わざわざ彼が本郷猛であることを観客が思い起こすような感じで登場させることもないのではないかと思った。先ほどいったように、遊びのシーンを否定する気はまったくないし、何らかの形で、関係のある俳優さんが小さなシーンで出演するということも当然あっていいと思っているのだけど。
ただHPで事前に意味ありげに告知されていたこともあって、拍子抜けしてしまって、むしろ作品に対してはよくない感じがした。せっかくやるのなら作品に対していい影響を与えるか、もしくはさりげなく見ている側で、「あれ?」って思わせる方がいいと思う。

カブトの場合、料理対決も意味のないものだったし、カブトは料理番組ではないんだけど……。神代剣の存在も最後のシーンがなければ、いったい何のためにそこにいるのかわからない存在だったし、矢車さんたちの存在もいったいどういうことなのかさっぱりだった。
たぶん、作っている側は充分にその存在が作品には必要と思っていたから存在されていたと思うのだけど……。
そういうのを見ていると作り手のすごい思い入れを感じてしまう。

そういうのはヒビキでも感じていたことなんだけど、ヒビキの第1話。あまりの展開に唖然としてしまった。なにせミュージカル仕立てになっていて、中身は……というとあまり思い出せない。そこにもたぶん作り手のある強い思い入れがあったのだと思う。
ヒビキの件でネットとか見ていくと、真偽は別にしてもいろいろと作り手が強烈な思い入れを持っているのかなと思わせるような情報があったりしているし、実際仮面ライダーという話なのに、この話の作りは少しおかしくないだろうかという部分が、多々あった。

それらを見ていくと、作り手が作品への思い入れというか思いこみというか、それがあまりにも強くて、作品との距離がとれていないというように見える。もちろん作品を作る上では、思い入れはとても重要なことだし、必要なことだと思う。でも同時に作品との距離を保って冷静に見ることも必要なのではないだろうか。
その冷静さが欠けているから、見ている側としては作り手たちが内輪だけでわかる話を作っている感じがするのではないかと思う。カブトの作品全体やヒビキのミュージカル仕立ての第1話も、見ている側に向かって作っているという感じではなかった。

作品を作り上げていく上で、思い入れがなければいいものを作っていくことは不可能だとは思う。でも同時にその思い入れが、観客にどう伝わるのか、冷静に見る目も必要だと思う。





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最終更新日  2007.02.03 22:30:37
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