HERO讃歌

2007/07/29(日)22:36

獣拳戦隊ゲキレンジャー第22話

獣拳戦隊ゲキレンジャー(48)

第22話「修行その22 キュイキュイ! セレブとデート」 今回はいつもとちょっとパターンが違っていて、その分身戦だったかな。すじとしては甘いものだったけど。 いつもと違っていたというのは、久々に一般人が絡んだストーリーだった~なんだけど。でもその一般人がセレブなお嬢様。彼女が受け継いだペンダントが、大地の拳魔を目覚めさせるのに必要なもので、それをゲキレンジャーと臨獣殿とのあいだで取り合いになる話。 ゲキレンジャーのほうは、力ずくで奪うのではなく、なんとか彼女から渡してもらおうと努力するところがみそかな。 でもその彼女がなかなか芯の通った考え方をする人で、不思議と好感がもてた。彼女の初登場の時は生意気で好きになれない感じだったんだけど、レツが描いた絵を投げ捨てたときは特に。でも、レツがまぼろしの天才画家と知ってもミーハーにならないところや、ラーメンを食べ歩きしていると言うところも。セレブという考えを、逆転させたと言う感じがして、なかなかよかった。 最後のところで、ジャンがくれた石を必死で捜すところもよかった。 今回のゲキレンジャーとしてのテーマは前回、無自覚で過激気を発動したことに対して、過激気が何によって発動することができるのかというのを明確にしたのが今回の主なテーマだったみたい。私はてっきり前回で理解していたのかと思っていたのだけど、そうではなかったことにちょっと驚き。前々回でゲキレッドが無意識に発動しかけたところがあったし、前回は人々が苦しんでいる様子をカットバックで入れていたのだから、その問題はすでに解決していたものと思っていた。 その分少し時間をとったかなという程度なんだけどね。 公式HPか、何かで、ゲキレンジャーのテーマはコミュニケーションと言うのを読んだ覚えがあるのだけど、今回一般人とのからみを見て、ジャンの独特な言葉についてちょっと考えさせられた。あの言葉は、ジャンの特徴を出すためには必要なんだけど、ジャンはコミュニケーションをするために何か努力をしているのだろうか、と考えてしまった。あの独特な言葉で感情を表しているのだけど、それはジャン以外の人間がその言葉を解釈してはじめて成り立っていて、共通の言語ではない訳なんだよね。ジャン以外のまわりが努力してようやく、ジャンとのコミュニケーションが成り立っているというように見えるのだけど、それが制作者側が考えるコミュニケーションのあり方なんだろうか? ジャンは自分の感情をわかってもらうために、自らどんな努力をしたのだろう?

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る