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カテゴリ:日々のあれこれ
ワイドショーを見ていると、餃子事件のことがいつも放送されている。ネタもそろそろつきかけているようだけど、とにかく被害を受けた人が出たのは確かで、死者が出なかったのが奇跡的という感じ。
ワイドショーのコメンテーターと言うかゲストの人と言うべきか、中国で作っているからと言ってすべてが悪いというわけではないし、また今回の事件にしてもまだ原因がはっきりしていないので、一概に決めつけられないと言うような趣旨で話していた。まあ確かにそうだろうけど、中国の農薬の使用状況やそれによる中毒事件なんかの放送を見ていると、自国民の安全も確保できないのに、そこで作られるものを信用してもいいのだろうかと疑問に思ってしまう。 また日本側の姿勢にも、メーカーによってまちまちだということが明らかになったし、あるところでは労使関係まできちんと関わっていっているメーカーもあれば、今回のようにあわてて担当者を派遣するようなメーカーもある。とはいえ、日本のメーカーもここまでやっているという場合だってそれが真実かどうかはわからない。 検疫の方も穴だらけなのがはっきりわかったし、主婦としては、中華人民共和国と表記されていれば、商品を棚に戻してしまいたくなる。決してその商品に何かがあるというわけではないのだけど、食品は命に最も近いところにあるものなのだから、君子危うきに近寄らずとなるのも仕方のないこと。中毒を起こした人たちは、薬品などが混入していることを事前に知っていたはずもなく、安全だと思って食べた結果、重大なことになってしまった。わかるのは後からなのだから、やはり予防的にも手が出なくなるのは当たり前。 この件で主婦たちは、いかに自給率が低いかを自覚したのではないだろうか。少々高くてもいいから日本の商品を買いたくても、そもそも店頭にない場合が多い。 それは冷凍食品にかかわらず、豆腐も小麦も遺伝子組み換えではないものがほしくてもそのうち手に入らなくなるのではないだろうか。 それというのも、餃子事件の後、見た番組でアメリカの農業ビジネスのことを特集していて、アメリカの農業がバイオ燃料の元となる作物を作り始めて、食料に回す分が減っていると言うことや、手間がかからないと言うことで、大豆にしても遺伝子を組み換えているものに大きく転換していて、そのうち私たちがほしい遺伝子組み換えではない大豆は値段も上がる上に、量自体が減っていき、その後作られなくなるだろうとのこと。 アメリカは農業もビジネスというシビアなものだから、消費者がほしいと思っているかどうかではなく、自分たちが作っているものを買えという方式のよう。たぶんこれから彼らは日本に遺伝子組み換えの作物を買うように圧力をかけてくるのではないかな。牛肉のように。 これは幻想かもしれないけど、日本の生産者は消費者が望んでいるものを作ってくれるような気がする。お互いのために。 そういうことを考えれば、日本の生産者が作ったものを買うべきなのだろう。 安いには何らかの理由がある。と言うことを肝に銘じて、毎日ご飯を作っていかなくては。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.05 23:12:34
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