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テーマ:獣拳戦隊ゲキレンジャー(445)
カテゴリ:獣拳戦隊ゲキレンジャー
第49話「修行その49 ズンズン! 獣拳はずっと……」
「やっと終わったか……」と言うのが第一印象。 こういう感想を持つのも珍しいのだけど。せっかく一年間、やっていたのに「もう終わるの?」でもなく「これでもう終わりなんだなぁ」ではないというのが、悲しい。 そこまで至るのには、この一年間の作品自体の作り方が問われていると思うんだよね。 とりあえずこの回は、アクションもいっぱいあったし、おもしろかった。ジャンが一人旅立っていくシーンも、彼の前に続く道を見て、エンディングテーマのイメージがそこにあるという感じだったし。ただ彼が旅立つ理由はわからなくもないのだけど、でもそこに至るまでの過程も描いていれば、たぶんもっと感動できたと思う。これはボウケンジャーのラストの印象と似ていて、ボウケンジャーの時も、暁が宇宙に冒険していくのがあまりにも突然すぎてとまどったし。 ロンとの戦いの最中に、臨気を得た三人が、マクたちから奥義を教わるシーンも、それまでの過程でマクたちがロンが自分たちを操っていたことを知ってなどというシーンがあれば、すんなりと入っていけたのだけど。 でも帳越しに、彼らの本当の姿が影絵のように見えたのは、なんか少し切なかったな。それを見せることで、心を変えたと言うことを示したのかもしれないけど。それならそれでいいけどね。 また追加戦士であるゴウとケンの存在はあくまでも追加戦士であり、ゲキレンジャーの一員とは見なされていないのではないかと思ってしまった。あの二人はゲキレンジャーのサポート役だった感じがする。最後のおいしいところもあの三人が持って行ってしまったし、結局、ゲキレンジャーは三人が主人公だったのかかもしれない。それなら、ゴウやケンの扱いと彼らの扱いが違うのも納得できる。 そして最後はそれぞれの行くべき道も示されたし、この回はそれでよかったと思う。エンドロールの後のシーンはなくてもよかったかなとも思うけどね。 全体的な評価としては、ガオレンジャーやゴーゴーファイブのようにDVDを買ってまで見たいとは思わない。また時折、無性に見たくなるようなデカレンジャーやアバレンジャーのような感じももてないかな。メガレンジャーは一番バランスのとれた作品で、DVDがほしいと思ってはいるのだけど、なかなかチャンスがない。 一年前はあまりいい評価をしていなかったボウケンジャーだったけど、時間がたっても、また最初から見てもいいなぁという気分になっている。最初から見れば、それまでの評価も変わるかもしれないし、見た違う見方ができるかもしれない。 それは、ゲキレンジャーにも言えることで、時がたって改めて連続して見ていくと、評価は変わるかもしれないけど、 今わたしの中で、ゲキレンジャーはボウケンジャーの下かな。 登場人物たちの印象が薄いし、シーンもあまりよく覚えていないのが多い。最後にいろいろと持ってきたのがよくないと思うのだけどねね。 次の炎神戦隊ゴーオンジャーは年齢層が下がった感じがするけど、その分単純に楽しめるかな。なんとなくカーレンジャーを思い出してしまうのだが……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.10 15:38:00
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