2006/05/11(木)17:59
愉楽の場
君には返る場所って ある?
安楽な愉楽の場って ある?
もし あるとすれば
どこか 懐かしい空間になるはずだ
時間をさかのぼり
恐らく君を責める人のいない
ゆるやかな許容の場に違いない
それは 自己批判も自己対峙も
自己責任も問われない仮構の場のはずだ
ふと 気が付くと母の貌が見えない
ふと振り向くと 父の貌が消えている
愉楽とは問われるべき負の出生に潜んでいる
許容のはずの 不問なのかもしれない