作家の部屋 「ダルタニウスの苦悩」

2008/04/23(水)18:39

死刑を考えるとすれば

社会(51)

死刑を考えるなら、今回光市の母子殺害事件の原告である本村洋さんが会見で述べられたとおり、 「なぜ殺人が社会で起きてしまうのか、どうしたら殺人を廃絶できるのかを考えるために、私たちは知恵を絞るべきではないか。」 をまずしっかり受け止めなければいけないと思います。私自身も、いま考え、その答えが出ればと悩んでいます。これは、とてつもなく大きなテーマを、彼が私たちに送った。そういうメッセージです。 なお、死刑制度については、そもそも殺人には動機があります。その動機により殺人がおこなわれるという理由があります。ところが死刑は動機の如何に関わらず国家という共同体が個人を抹殺しようという制度で、これはそもそもあってはならないと考えます。

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