☆　レトロ館　☆

昨日、１冊本を買いました。
『ウルトラマンになった男』著・古谷敏


ウルトラマンになった男

みなさんは、この古谷敏氏をご存知でしょうか？
ウルトラマンになったといわれてもピンとこないかもしれませんが、
この方こそ、ウルトラマンの中に入っていた方です。

しかし専門のスーツアクターの方ではありませんでした。
普通の俳優さんだったのです。

１年間ウルトラマンを勤め上げた後に、きちんと今度は顔が見える俳優として
ウルトラセブンにてアマギ隊員を演じています。

初めてウルトラマンという企画に接し、てさぐりで演じてこられた古谷さん。
本当は隊員として顔が見えるほうの役がよかったと苦悩されていらっしゃいました。
それに加えぬいぐるみ（のようなもの）で演じるときの想像を絶する不安や恐怖。
本を読んでいて、こんなにも大変だったのかと思います。

読めば読むほど胸を打たれる内容でした。

もともと興味がある方はもちろんですが、
ウルトラマンのことがそんなに詳しくなくてもこの本は読める感じです。
久しぶりにハードカバーで本を買いましたが、買ってよかったと思いました。