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カターレ追い付かれドロー　北九州と１－１（2019年04月07日 23:15）

明治安田Ｊ３第５節は７日、６試合を行い、カターレ富山（１１位）は県総合運動公園陸上競技場でギラヴァンツ北九州（１位）と１－１で引き分けた。
通算成績は１勝１敗３分けで、順位は変わらない。

富山は堅守が持ち味のＭＦ稲葉と脇本が今季初先発。
高い位置で厳しいプレスをかけ、ボールを奪ってから素早く攻め込んだ。
ＭＦ佐々木陽やＤＦ柳下のシュートなどでチャンスをつくると、前半３５分にＣＫをＤＦ谷奥が頭で合わせて先制。１－０で折り返した。

後半は相手に押し込まれるシーンが増えた。
ＧＫ榎本の好セーブなどで耐えていたが、３４分にクロスから失点し追い付かれた。

次戦は１４日午後１時から、盛岡市のいわぎんスタジアムでいわてグルージャ盛岡と対戦する。

■後半、受け身で失点

富山は序盤から攻守でリードし先制したが、今季全勝中の相手に追い付かれてドローに終わった。
安達亮監督は「前半の戦いが９０分続けられればよかった」と後半の展開を悔やんだ。

前半は北九州の配球を担う川上と加藤を厳しくマークする対策が奏功。
稲葉のボール奪取力も光り、相手の自由を奪って優位に試合を進めた。
谷奥のゴールも生まれ、良いリズムのままハーフタイムを迎えた。

しかし、後半に流れが一変。フィジカルを生かした相手の攻撃に押され「受け身になってしまった」と谷奥。
守備ラインが下がり、中盤のスペースを突かれた。榎本の再三にわたる好セーブもあったが耐え切れなかった。

今季はドローが目立つ富山。勝ち点を拾えてはいるが、やはり３ポイントがほしいところ。
勝ち切るためには攻守のレベルをもう一段階上げる必要がありそうだ。（社会部・久保智洋）