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2022年06月01日
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カテゴリ:カターレ富山
2022.06.01 20:01 北日本新聞

 サッカーの第102回天皇杯は1日、各地で2回戦29試合が行われ、
富山県代表のJ3カターレ富山は神戸市のノエビアスタジアム神戸でJ1神戸に2-3で惜敗した。
日本代表クラスのスター選手を数多くそろえる相手に一時はリードを奪ったが、
守備の隙を突かれて後半に逆転された。

 富山は試合開始早々の前半5分、右サイドのMF大山のクロスに走り込んだMF安藤が合わせて先制。
同27分には抜け出したFW高橋が冷静に流し込み、リードを2点に広げた。

 しかし、後半は神戸に押し込まれる時間が続き、
途中出場した日本代表FW大迫に同25分、1点を返されると、後半終了間際に立て続けに2点を奪われた。

■最終盤で力尽きる

 2-2で迎えた後半ロスタイム。神戸のFW大迫のヘディングシュートが富山のGK山田の伸ばした手をすり抜けた。
富山は痛恨の3失点目を献上。相手の猛攻に耐えてきた守備が最終盤で決壊し、
つかみかけたクラブ初の「公式戦でJ1撃破」の大金星がするりとこぼれ落ちた。

 押し込まれながらも少ない好機を見逃さなかった。
前半に2度ネットを揺らした鋭いカウンターは狙い通りだったが、後半は圧力を強めた相手に受け身になった。
2点のリードをひっくり返され、山田は「なんとしても守り切らなければいけなかった」と唇をかんだ。

 J1で最下位に沈んでいるとはいえ、リーグ屈指の戦力を誇る相手を土俵際まで追い詰め、
主力の一部をピッチに引きずり出した。選手たちにとって大きな自信になったに違いない。
「すごいメンバーと試合ができて、素直に楽しかった。この敗戦を次に生かさないといけない」とFW高橋。
5日にはJ3リーグの讃岐戦が控える。下を向いてはいられない。(南貴大)





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最終更新日  2022年06月03日 12時43分38秒
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