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テーマ:鉄道(21841)
カテゴリ:肥薩線
大隅横川駅(おおすみよこがわえき)は、鹿児島県霧島市横川町にあるJR九州・肥薩線の駅。
駅舎は開業時(1903年・明治36年)からのもので、鹿児島県では嘉例川駅のものと並び最古である。 1903年(明治36年)1月15日 - 横川駅として鉄道院が開設。 1920年(大正9年) 9月1日 - 名称を大隅横川駅に変更。 1945年(昭和20年)7月30日 - 空襲を受けて駅舎周辺が焼け野原になる。 単式ホーム2面2線を有する地上駅。 元は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有したが、真ん中の1線を撤去して2面2線の構造となった。 駅舎は2006年10月、100年以上前の姿を残し当時の建築構造を伝える重要な建造物として国の登録有形文化財に登録された。 ホーム上の柱に機銃掃射で撃ち抜かれた痕跡が残っている。 鹿児島県内の「肥薩線最古の駅」という名称では、嘉例川駅が有名となっているが、この大隅横川駅も同日に開業しており(1903年1月15日)古さでは変わらないが、どちらかといえば嘉例川駅のほうに多くの観光客が訪れる傾向にある。 太平洋戦争が終了する約2週間前にこの駅はアメリカ軍の空襲を受けており、機銃掃射による穴は70年以上経ったいまも木造の駅舎にそのまま残っている。ちなみに隣の栗野駅にも1980年代時点では、米軍機の機銃掃射による弾痕が残っていた。 横川町は中世より薩摩藩内の交通の要所で、明治期には鹿児島から大口方面とえびの方面とを結ぶ県道の分岐点として多くの人々でにぎわったそうだ。周辺には往時の盛隆を伝える洋風建築がいくつか現存している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.12.03 20:50:43
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