九州の駅

2021/07/28(水)15:01

長門市駅 山陰本線 かつては「鉄道のまち」だったと思わせる駅 JR西日本 山陰本線

山陰本線(2)

長門市駅(ながとしえき)は山口県長門市東深川駅前にあるJR西日本の駅です。 長門市の代表駅であり、山陰本線のうち益田駅(島根県)~ 幡生駅(山口駅)の間では数少ない有人駅かつ要衝となる駅となっています。 国鉄時代はここが鉄道管理局の境界(当駅を含む幡生方が広島局、京都方が米子局)だったそうです。 山陰本線を所属線としていて、美祢線を加えた2線区が乗り入れています。 また、山陰本線については仙崎駅方面への支線(通称:仙崎線)が分岐しています。 そして、当駅が終点となる美祢線は山陰本線仙崎支線と直通運転を行い実質的に一体運用となっていて、加えて山陰本線は大半の列車が当駅で運行系統が分割されるなど、都合4方向の路線が当駅を発着しています。 1924年(大正13年)3月23日、国有鉄道・美禰線が於福駅から当駅まで延伸され正明市駅(しょうみょういちえき)として開業。 1930年(昭和5年)5月15日、美禰線支線として、当駅から仙崎駅までが開業。 1962年(昭和37年)11月1日、長門市駅に改称。 1974年(昭和49年)4月、みどりの窓口営業開始。 1984年(昭和59年)1月1日、貨物取扱を廃止。 2013年(平成25年)7月28日、豪雨災害により線路が被災し、一時益田方面が運休。(奈古駅~当駅間については8月4日に運行再開。) 2021年(令和3年)1月31日、みどりの窓口営業終了。 【送料無料】ビコム 美祢線 厚狭〜長門市間往復/鉄道[DVD]【返品種別A】楽天で購入 ワム50000事業用車「広」長門市駅常備【ポポンデッタ・7156P】「鉄道模型 Nゲージ」 2面4線のホームを持つ地上駅で、構内は留置線が多く配置されています。 構内西側にはかつてターンテーブルが残されていました。 蒸気機関車の機関区があった名残として運行終了後も40年以上残され、長門が「鉄道のまち」であった象徴とも言える存在でしたが、東武鉄道が2017年夏から鬼怒川線でC11形蒸気機関車の運行を開始するのに伴ってJR西日本から東武鉄道へ譲渡され下今市駅へと移設されました。 2019年度(令和元年度)の1日平均乗車人員は373人です。 約20年前の2001年度(平成13年度)の1日平均乗車人員は1060人ですので、この20年で約3分の1も利用者数が減っています。 1日平均乗車人員は373人という数字で見てみるとJR九州の駅と比べて、近しい駅は三角駅(390人)、飫肥駅(373人)、南荒尾駅(361人)あたりでしょうか。 長門市駅は直営駅であり、駅構内にはJR西日本・広島支社長門鉄道部が設置されていて、山陰本線と美祢線の運行・施設管理が行われていて”かつての鉄道の要衝の駅”を思わせますが、やはりこの山陰本線の主要駅も人口減少、過疎化がすすんでいるようですね。 私が訪れたときも”随分寂れているな”という印象を持ちましたが、個人的には国鉄時代には隆盛を誇っただろうこのような駅は懐かしさを思わせて大好きな駅の部類に入ります。 機会があれば再び訪れたいですね。 【送料無料!】 プラレール S-51 SL大樹

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