九州の駅

2021/10/28(木)18:15

肥前七浦駅 長崎本線の立派な木造駅舎 JR九州 長崎本線

長崎本線(46)

肥前七浦駅(ひぜんななうらえき)は佐賀県鹿島市大字音成にあるJR九州・長崎本線の駅です。 1934年(昭和9年)4月16日、鉄道省が開設しています。 駅舎は手入れの行き届いた立派な木造駅舎であり、駅が開業したときに出来た歴史のある木造駅舎です。 旧駅事務室部分が開放されており地域の憩いのスペースのようになっています。 無人駅ですが、地域の人に大切に扱われている駅舎だと思いました。 相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。 2016年度(平成28年度)の1日平均乗車人員は47人と多くはありません。 しかし、近くに「道の駅鹿島」があり、そこで一年に一度開催される「鹿島ガタリンピック」が開催される日は”特急かもめ”の一部が臨時停車し、駅員も配置されているそうです。 肥前山口駅からの諫早駅の長崎本線は、有明線として1930年(昭和5年)に東と西から伸びてきてひとつになったとき1934年(昭和9年)に長崎本線となりました。 全国の鉄道網からみれば、昭和の初めに作られた鉄道路線は遅いほうになり、肥前山口駅からは、旧国名・肥前が頭に着いた駅名が続きます。 (肥前山口・肥前白石・肥前竜王・肥前鹿島・肥前浜・肥前七浦・肥前飯田・多良・肥前大浦~) 旧国名が付くということは、それ以前に全国で同じ駅名がどこかにあるということですが、肥前七浦駅の”七浦”という駅は他の土地にはないようです。なぜ頭に肥前をつけたのでしょうか? あと”七浦”の”浦”というのは港という意味でこのあたりの長崎本線は有明海の海岸線沿いを走っているので、昔から7つの港があって、このあたりの人たちは漁業で生計を立てていたのかな?と思わせるような駅名となっています。

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