パンダ女子の暮らし

●二重生活について思うこと〜早期退職〜●


★関西の田舎町の一軒家★
★静岡の駅近マンション★

生活の場所が
二つの地域に分かれ
行ったり来たりを
繰り返している暮らし

名古屋の駅近マンション暮らし
から通算すると１２年余り
二重生活が続いている

短い間だから...
と思っていたのだけれど

このままでは
いつまで経っても
二重生活が続くのかも....
と思えてきたり
いやいや
もうそろそろ....

そんな思いを行き来しながら
時を重ねてきました

こんな暮らし方から
早く解放されたい
そんなことを
心の片隅で
思っているパンダ女子
がいることも事実

それはそれで
楽しいこともある
慣れない土地で
慣れないイントネーションで
余所者として
暮らすことの
心地よさもある


来る日もくる日も
働くために会社にいく
そんな人生を
家族のために
本人のために
送ってきたのだけれど

今となっては
子育ても終わり
子供たちは巣立ち
それぞれ家庭を持ち

誰のために
頑張るのか

何のために
嫌な思いもすることのある
仕事をやり続けるのか

家族を背負う
という
重荷が軽くなった今は

頑張る要素が
無くなってしまった

ムリして働かなくてもいいよ
って
言ってあげたい
もう辞めてもいいよって
言ってあげたい

好きな仕事をしているわけではない
サラリーマンとして
与えられた仕事をしているだけ

それで収入を得ている

側からみていても
決して楽しそうには働いてはいない
任された果たすべきことを
やっている

早く解放してあげたい
そんな思いになるのです

じゃあ
これからの暮らしは
どうするのか
名案があるわけではない

だけれど
元気で体力のある時に
やり残していること
やりたかったこと

残されている
人生の日々が
どれだけあるのか
分からないけれど

これからの時間を
自分のために
用いられたら
どんな幸せだろうか....

と思ったりするわけです

なかなか
終わりを告げられない
サラリーマン

働く場が
与えられていることに
感謝をしている

だけれど

早く終わりを告げてほしい
どこまで頑張ればいいのか
教えてほしいのです

あと少しなら
頑張るかも.....

まだまだ先なら
自ら決断することを....
良き時を見据える
そんなこともできる
のだと思うのです


夫婦ふたり
細々と暮らしたい

子供たち家族と
遊んだり
一緒にご飯を食べたり
普段の暮らしを
過ごしたい

そんなことも思うのです

小さな子どもたちは

・トランプ
・メモリーカードゲーム
・オセロ
・モノポリー
・ゴブレットゲーム
・的当て
・キャッチボール

色んな遊びが
できるようになりました
大人も楽しく一緒に遊べるのです

笑いが溢れている

そんな時間を過ごしたい

静岡へ戻っていく
後ろ姿を見送りながら
涙が込み上げて
くるのでした......





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絵本作家 あすかけん








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