薔薇・猫・映画・演劇・旅ファン

2008/10/14(火)06:41

篤姫・竜馬がゆく・和宮様御留

演劇・ミュージカル(391)

  別館にERシャリファアスマの写真載せました。やっと花がよくなってきました。春とは比べものになりませんが。 昨夜は竹中彰元のドキュメントを録画し緒形拳の「ディア・フレンド」を鑑賞。9年前の文化庁芸術祭優秀賞受賞作品なのに全く知らなかったドラマ、孤独な老人と非行少年の奇妙な二人旅。笑わせてしんみり感動。 あおいちゃんが頑張ってる篤姫の「薩長同盟」はのだめカンタービレの二人が並び、おおーと思いました。 のだめカンタービレは海外風景、クラッシック満載。漫画が元でおふざけを好まない方もいましたが実は真面目に頑張ってる音大生の話。とても楽しい番組でした。 玉木君かっこよかったですね。それぞれの音大生の個性が光ってました。 篤姫はややこしい幕末が面白くわかりやすくできていますね。誰もが篤姫好きになってしまうのはドラマでは致し方ありませんね。 和宮は小柄で可愛い人だったようです。ここで思い出すのは有吉佐和子の「和宮様御留」文芸雑誌『群像』に1977年1月号から1978年3月号にかけて連載「和宮替え玉説」がテーマで第20回毎日芸術賞受賞。 花組芝居、新派等の舞台になりテレビでも2作品放送。最初のドラマ化は大竹しのぶ主演。 篤姫も「女性の立場から見た歴史の見直し」だけど有吉は自らあとがきで、和宮降嫁を太平洋戦争と重ね合わせ、この作品を「赤紙一枚で招集され、何も知らされないまま軍隊にたたき込まれ、適性をもたぬままに狂死した若者たちへの鎮魂歌」だとも書いている。実際、発狂に追い込まれていくフキの思考を描写する作者の視線は常にフキと同じ位置にあり、最後にフキが叫んだ「あて、宮さんやおへん」ということばは「発狂」しているにもかかわらず真実であるのに対し、なおもフキを「宮様」と呼んで押さえ込もうとする周囲のことばはいわば「正常なる虚偽」であり、両者のねじれたコントラストが劇的に浮かび上がるクライマックスとさすが有吉さん。『ウィキペディア(Wikipedia)』より 竜馬の玉木君がやせすぎのようで心配です。昔、ある女優さんが含み綿して演じた話も聞いた。勝海舟の北大路さんはさすが立派でお似合いです。「親子鷹」で少年時代の海舟をやったと思います。感慨あるでしょうね。 小松帯刀のことを知らなかったので検索したら… 小松帯刀は篤姫との接点はなかったらしいが人望が厚く保守的な久光をうまく操縦出来る、頭脳明晰な人だったようだ。 海舟の日記に「篤姫の猫の餌のため年間25両かかった」とあるそうです。 亡くなった時は今の6万円ぐらいしかもっていなかった。 ちょうど私の中で9月の歌舞伎座公演「竜馬がゆく」の「風雲篇」と同じ「薩長同盟」、「寺田屋事件」と重なりました。 昨年上演された「竜馬がゆく」は「立志篇」だった。 染五郎の10時間ドラマの竜馬は未見。劇団新感線にもカッコよく登場している。 この舞台、亀治郎の「りょう」が登場したらとたんに面白くなった。数年前に観た「スーパー歌舞伎」での大活躍が目に焼き付いている。武田信玄もやれば女形もうまい。さすがさすが段四郎の長男。おじさん猿之助の薫陶受けましたもの。香川照之とはいとこ同士。うまい役者ばかり。 この舞台のクライマックス、深手でを負った竜馬とりょうの場面はカタルシス、感じました。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る