2013/05/25(土)10:31
米軍と一緒に戦闘に参加し、米軍と同じように血を流す!?
こんなこと許していいのでしょうか。9条は宝です。
みなさま 西英子です。
96条改憲と9条についての講演会です。大きな危機感を持って
5月3日に緊急に企画しました。講師のスケジュールの都合により
夜の講演会になってしまいましたが、ぜひご参加ください。
今回は 元 防衛官僚の小池晴彦さんの談話を紹介します。
【 講演会 】
テーマ: 9条が危ない!
憲法96条が変えられると何が起こるのか
講 師 : 愛敬浩二さん
憲法学者 名古屋大学大学院教授
奥平康弘、愛敬浩二、青井未帆 編
『改憲の何が問題か』岩波書店より緊急出版(5月28日発売)
日 時: 6月1日(土)午後6時~8時30分
会 場: 名古屋市女性会館 2F 視聴覚室
参加費: 800円
主 催: 愛敬浩二講演実行委員会
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元 防衛官僚の 小池晴彦さん(新潟県加茂市長)
『改憲・海外派兵の危機』より抜粋
自民党の改憲草案では、第九条に「国際社会の平和と安全を確保するために
国際的に協調して行われる活動」という文言が入れられています。もし改憲
されれば自衛隊は米国の本格的海外派兵の要求を拒否できなくなります。
海外派兵をして米軍と一緒に戦闘に参加し、米軍と同じように血を流すこと
になります。
今までは、憲法九条が存在しているがゆえに、日本国民は、朝鮮戦争にも、
ベトナム戦争にも、その他多くの戦争に参加することから免れることができ
ました。今後とも憲法第9条の持つ意義を十分にわきまえて、海外派兵を慎む
べきであります。
その九条は、もし今度の参議院選挙で自民党や「維新」が勝てば、風前の灯
になります。かっての政治家の中には、実際に戦争を体験し、それがいかに
悲惨なものであるかを体験された方々が大勢いらっしやいました。それが、
世代が移って、今では何が超えてはならない一線はが理解できない政治家
ばかりになったような気がします。
九条は、戦争による膨大な犠牲の上に築かれた宝にほかなりません。それを
改悪したら、何のためにあれだけ多くの犠牲者をだしたのか、わからなく
なります。(週刊金曜日 4/26号)