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2013/11/23(土)19:17

シルヴィ・ギエムのカルメン

演劇・ミュージカル(391)

たしか今年初夏に11月はこの公演があると知り他に何もないと思い買ってしまったチケット、その後秋になりミュージカルやコンサートが続々あるのがわかり…トホホ。どなたか買い取って~ 日本初演となるマッツ・エック振付「カルメン」です。 カルメンの動画がなくてボレロです。オリンピックの体操の シルヴィ・ギエムの「カルメン」   振付:マッツ・エック   音楽:ジョルジュ・ビゼー、     ロディオン・シチェドリン    出演:カルメン=シルヴィ・ギエム     ホセ=マッシモ・ムッル     東京バレエ団 「エチュード」  振付:ハラルド・ランダー   音楽:カール・チェルニー、     クヌドーゲ・リーサゲル  出演:東京バレエ団 久しぶりの生のバレエです。音楽がテープだった! 4階3列目は5階より相当グーです。最前列は高いバーがあるから×、 3列目は1,2列目と離れていて木の台が在るだけでイライラしなくて済みました。 一幕目は「エチュード」これが練習風景の設定ですが素晴らしかった、すごく揃っていてきびきびしていて。 東京バレエ団の舞台は2002年「ザ・カブキ」主役の後藤晴雄の故郷一宮まで観に行きました。その時も感動しました! 「エチュード」エトワール上野水香は共演の高岸直樹と入籍されているのですね。 どこかでギエムと上野をぼろくそに言ってる人がいますが私にはわかりません。 ギエムのカルメンは官能的、魔性の女と言う感じではありません。この舞台女性が男性を抱えたり引きずって行ったり。スケートのアイスダンスでもありますけど。 自立した現代の女性。 カルメンでは煙草を吸うシーンがあるとお断りありましたが兵士たち全員がすっていたり、 カルメンがホセの胸つつくと胸や下半身から赤い布が出てきて蜷川さんの舞台を思い出してしまいました。 カルメンの二枚目のドレスが上の写真です、長いドレープ。 カルメンと言えばオペラのホセ・カレーラスと熊哲のバレエ、どちらもLDやビデオでもう見られない(泣) ギエムは12歳の時オリンピック国内予選を突破くらいですから、100年に一度と言われるダンサー、生き方もかっこいい、虚飾を嫌うような。 束縛を嫌うのはカルメンと同じですね。男性は意外と女々しい。 幼少の頃より体操を本格的に習い、12歳の時オリンピック国内予選を突破。当時のパリ・オペラ座バレエ学校校長のクロード・ベッシーにスカウトされ、1976年にパリ・オペラ座バレエ学校に入学。1981年にパリ・オペラ座バレエ団入団。「強靭な肉体」と表現されることも多く、柔軟な体、弓のようなアーチを描く足の甲や、200度は開いていそうな開脚・ジャンプが特徴。クロード・ベッシーは彼女の足の型をとりブロンズ像を作らせたほどだった。 1983年ヴァルナ国際バレエコンクールにて金賞・特別賞・優秀賞の三冠を手にする。1984年カルボー賞受賞。プルミエール・ダンサーズに昇進。1984年12月29日、初主演の「白鳥の湖」終演直後に、19歳にして当時の芸術監督ルドルフ・ヌレエフより最高位であるエトワールに直々に任命される。ギエムは多忙を極め、固定のスタジオに彼女が残り、振付師と周りのダンサーだけが入れ替わりたちかわり出入りして一日が過ぎるような状態が続く。1985年、ヌレエフと初来日し、「白鳥の湖」(東京バレエ団)に客演。 外部からのオファーがあっても受けることの許されない契約と束縛に不満が募り、1988年、パリ・オペラ座バレエ団を電撃退団。フランスでは「国家的損失」とまで言われた。同年イギリスに移り、ロイヤル・バレエ団のゲスト・プリンシパルとして活躍。フリーとして頻繁に日本にも訪れるようになる。2001年、「ブロークンホール」でオリヴィエ賞受賞。 マッツ・エック(Mats Ek, 1945年4月18日 - )はスウェーデンのバレエ・ダンス振付家。 スウェーデンのマルメ生まれ。父親はスウェーデン王立劇場の俳優アンドレス・エック、母親はスウェーデンの国民的なバレリーナでありコレオグラファーのビルギット・クルベリ(その偉業を称えて国立バレエ団はクルベリ・バレエ団に改称された)。映画監督の助手を経験したのち、母親が芸術監督を務めるクルベリ・バレエ団に入団、以来多くの振付を行う。 エック振付作品の特筆すべき特徴は古典の新解釈にあり、エックの「ジゼル」では第2幕が精神病院を舞台に展開し、また、「眠りの森の美女」でオーロラは薬物中毒で男を渡り歩くという解釈をしている。またパリ・オペラ座のために振付けた「アパルトマン」ではオーブンのなかから黒焦げになった赤ん坊を取り出すという衝撃的なマイムがあり、嫌悪感や苦手意識を持つ人間も少なくはないが、ヨーロッパでは「風刺が効いている」「物語の本質を射ている」という高評価を得ている。奇抜な(と思われる)新解釈のみではなく、確かなバレエテクニックを基礎に新しい「ダンス」を創造し続ける、現代を代表するコレオグラファーのひとりである。

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