皇居・大手町・丸の内ぶらぶら日記

2006/12/04(月)17:39

哲学「頭をきたえる哲学のことば365」荒木清 その3

本(22)

カミュの言葉  自殺者の矛盾の本質は  どこにあるのか。  それをぼくは、  「からだをかわす」  ということばで要約したい。 筆者の補足説明「カミュの言葉は正直だ。人は死に向かって走りつづけてはいるけれど、思考の習慣よりまえに、生きる習慣を身につけているのだ。しかし、死への想念に襲われ、呑みこまれそうになることもある。こんなときのカミュの生き延びる知恵。それは「からだをかわす」こと。」なーるほど。かわすことかぁ。何事も生真面目に受け止めて自滅するよりは、軽くかわしていくのも手だな。 ヴィトゲンシュタインの言葉  神秘とは、  世界がいかにあるかではなく、  世界がある  ということである。 おおお、世界の神秘、それは存在そのもの。誰がこの世界に大きな山、滔々と流れる大河、広々とした海を造りたもうたか!この地球、人類こそ神秘という訳か。頭にズキーンと来た。

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