2006/12/04(月)17:39
哲学「頭をきたえる哲学のことば365」荒木清 その3
カミュの言葉
自殺者の矛盾の本質は
どこにあるのか。
それをぼくは、
「からだをかわす」
ということばで要約したい。
筆者の補足説明「カミュの言葉は正直だ。人は死に向かって走りつづけてはいるけれど、思考の習慣よりまえに、生きる習慣を身につけているのだ。しかし、死への想念に襲われ、呑みこまれそうになることもある。こんなときのカミュの生き延びる知恵。それは「からだをかわす」こと。」なーるほど。かわすことかぁ。何事も生真面目に受け止めて自滅するよりは、軽くかわしていくのも手だな。
ヴィトゲンシュタインの言葉
神秘とは、
世界がいかにあるかではなく、
世界がある
ということである。
おおお、世界の神秘、それは存在そのもの。誰がこの世界に大きな山、滔々と流れる大河、広々とした海を造りたもうたか!この地球、人類こそ神秘という訳か。頭にズキーンと来た。