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カテゴリ:芸術
以前ここの常設展で展示されていた彼の代表作「眼のある風景」(写真)を見て気になっていた。
![]() 日本のシュールレアリズムのさきがけとなった作品と評されていて、 赤茶けた大地と岩のような良く分からないものの中に毅然と見つめる眼が描かれている。 その眼に惹かれた。 で、生誕100年を記念して個展が開かれているので早速行ってみた。 戦前に生まれ、第二次世界大戦に出征。終戦を迎えるも中国で戦病死した画家。 アイ光という変わった名前(アイは雲へんに愛という見たことない漢字)は、 ペンネームのアイ川光郎から来ているらしい。 自分の作画スタイルをどうするのか、あれやこれや必死に悩んだらしく、 ゴッホやルオーの作風を真似たり、クレヨンや蝋、墨を使ってみたりと 試行錯誤を繰り返していたみたい。 その間に幻想的で暗いイメージにどんどん傾いていった。 湧き上がるイメージ、不安な感覚、試行錯誤。 彼に惹かれる理由がわかった。 彼の絵への挑戦は人生の中でもがく自分と似ていると感じたからだろう。 「眼のある風景」以外に気に入った作品は「花園」。 赤茶けた花らしいぼやけた風景の中を綺麗な蝶が飛んでいる。 蝶だけきちんと本来の色がある。 良く分からない世の中を飛んでいる自分の姿に重ね合わせてみた。 5月27日まで公開。近代画の常設展も併設。金曜日は夜8時までやってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.20 12:04:22
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