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カテゴリ:カフェ感
あれは。。。 まもなく正月も終わろうとしている頃だった。 巨大戦艦ジャスコに行くと。。。 ほとんど、伊達巻、きんとんなどの正月用の食材は完売していた。 年末には、 ずいぶん並んでいたのだが。。。 正月用の食材を発注した人は、すごいなあと感心しておりました。 すると、 ずらっと一列、半額の値下げシールが張られた高級かまぼこが並んでいた。 通常だと、1本2000円のかまぼこ。 手づくりで、 昔ながらの原料(ぐちをつかっております。)で、 きちんとつくられた かまぼこだった。 品質から考えて、けっして高い価格ではないと思う。 しかし、現在の景気を考えると難しかったのだろうか。。。 翌日、 パートの石山さんに、昨日、ジャスコで見た事を話した。 わたし ”石山さん。今は職人受難の時代かも” 石山さん ”どういう意味ですか?” わたし ”職人はふつう、”いいものをつくりたい。”と思って仕事をしているもんだ。” ”昨日ジャスコに行ったら、機械で作る安いかまぼこは売り切れていて、 手づくりの高いかまぼこは、ずいぶん売れ残っていたんだ。” ”品質ではなくて、価格で勝負が決まるというのは、あまり面白い話じゃないね。” 石山さんがわたしのこの言葉に対して答えた内容が。。。 さすが、 ”女性の脳”と”男の脳”は違うと思った。 石山さん ”日本人は真ん中が好きなんですよ。” ”だから、一番値段の高かまぼこがあるから、 真ん中のかまぼこの値段が安く見えるんですよ。” もし一番値段の高いかまぼこが並んでいなかったら、 真ん中の価格帯のかまぼこの値段がずいぶん高いと感じてしまい、 それほど売れないと思います。 真ん中好きの日本人が、一番買いやすいように演出する為にも、 一番値段の高いかまぼこの存在は必要なんですよ。” ”だから、値段の高いかまぼこが売れるかどうかはあまり関係ないんですよ。 かまぼこ全体で売れればいいんですよ!” わたしは、 お。そ。れ。い。り。ま。し。た。 じつに するどいご意見。 わたしは、物事を単品で考えていた。。。 石山さんは、物事をソーンで考えていた。 石山さんは脳のどのへんの部分を使ってしごとをしているのだろう。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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