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カテゴリ:ピーター・F・ドラッカー
ayaldicaさんへ 先日、 このブログにアップした、 『ユニクロとジャスコの夕暮れ』の写真の感想。 恐れ入りました。。。 ”盛者必衰 って言いますよね。 次は何が来るんでしょうか。 ” 最近、 本屋さんに行くと、 経済学者のピーター・ドラッカーさんと、 パナソニックの創業者、 松下幸之助さんの本をたくさん見かけます。 ayaldicaさんの、 ”次に何が来るのか???”という問いに対して、 経済学者のドラッカーはこんな話しをしております。 参考になれば。。。 ”産業に革命を起こそうとするような大がかりな計画はタイテイ失敗する。” ドラッカーは、 避けるべき、 三つのタブー(やってはいけないこと!)を、話しております。 一つ目のタブーは、 ”凝(こ)りすぎてはダメ。凝(こ)りすぎは失敗のもとである。”と話しております。 凝りすぎは、生産者の側の自己満足にすぎない。 凝りすぎた財、サ-ビスに、 大事な時間と、 大事なお金を使う者は少ない。 もし、あなたが、大きな事業にしたいのであれば、 時間も、 お金も、 さほど余裕のない人たちが、 気軽に買って、気軽に使ってくれなければならない。 第二のタブー。。。 多角化してはならない。 イノベーションに成功するためには集中しなければならない。 核のないイノベーションは、 しょせんアイデアどまりで、イノベーションにはいたらない。 イノベーションの成功には大勢の人々の参画(さんかく)が必要である。 共通の核がなければ、 参画に必要な理解も不可能となる。 第三のタブーは。。。 ”明日のためのイノベーションは行ってはならない。” イノベーションは、 すべて、 今日のために行なわなければならない。 イノベーションが完成するには日にちを要するかもしれない。 しかし、 ”二十年後には大勢の高齢者がこれを必要とする!”と言えるだけでは不十分だ。 ”これを必要とする高齢者はすでに大勢いる。 二十年後にはもっと大勢いる。”と言えなければならない。 たとえば、 医薬品の開発には、10年を要することも珍しくはない。 しかし、 今日、医療上のニーズのない医薬品の開発に取りかかる製薬会社は、 世界中に ただのひとつも存在しない。 じつは、 歴史上、 成功してきたイノベーションのほとんどが”平凡”なものなんです。 単に変化を利用したものにすぎないのです。 だから、 イノベーションは、 ”焦点(しょうてん)をしぼり、シンプルに行なわなければならない。” もっとシンプルに表現すると、 イノベーションで大成功を収めるものとは。。。 人々から。。。 ”な~んだ、こんなのオレでも出来たよ。 なんでオレは思いつかなかったんだろう!”と、イヤミを言われるようなものなんです。 だから。。。 ほとんどニーズのない高額薄型テレビで、 技術の自己満足に陥り、 体力を消耗した日本の家電業界と、 ”完璧なクルマ”より、”買えるクルマ”を優先し、 電気自動車をどんどん先行して販売し、 市場をじわじわ広げている中国ベンチャー企業群、 その昔、 日本のトヨタ自動車が、 大きく先行するアメリカの自動車会社を追いかけている頃と、 どこか。。。風景が似ている。。。 ”次に来るもの ” それは、 今のところ、 信用も、信頼も、まるでされていない 得体の知れない小さな会社のことですね。 小さな会社は、 大きな会社とちがって、 ”失敗が許されます。” 。。。失敗が許されない立場になると、 会社(大企業)も、 人間(政治家)も、 急速に高齢化し、 光を失い衰えてゆきます。 ”盛者必衰”のお返しの四文字熟語としては、 ”新陳代謝”といったところでしょうか♪ 知ってますか、 人間の新陳代謝のすごさ! 人間の細胞は、 全て合わせると約60兆個あります。 この細胞が新しいものに入れ替わっていく活動が新陳代謝になります。 たとえば、 肌の細胞は28日周期で生まれ変わっております。 心臓が22日周期、 胃腸の細胞は5日あまりで再生するといわれております。 新陳代謝の周期が長い部位になると、 筋肉・肝臓などで約2ヶ月周期、 骨の細胞なら3ヶ月周期という期間になります。 つまり、 新陳代謝が正常に働いていれば、 人間の身体は3ヶ月もすると、 まったく新しいものに生まれ変わってしまっているのです。 3ヶ月前の自分は、 もはや、 世の中に存在しないのです。 唯一、 存在できるものは、 ”こころ”だけなんです。 大事にしましょう! きれいなココロ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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