テーマ:七草粥(111)
カテゴリ:風物詩
「芹 薺 御形 繁縷 仏の座 菘 蘿蔔 これぞ七草」
今日は、七草の節句。その概要をまとめてみた。 意味: 1月7日の朝に無病息災を願って七草粥を食べる行事。 正月中のごちそうによる胃の負担をやわらげる非常 に理にかなった昔の人の生活の知恵。 平常の食生活に戻す区切り。 由来: 古代中国の風習で、「正月七日目を人日とし、七種 の若菜を熱く煮た吸い物にして食べると年中無病でい られる」という信じられていたことに由来する。 また「早春の若草を摘み、翌朝芽吹きの勢いを食べ ることにより、邪気を払い万病を避けられる」と言い 伝えもある。 五節句のひとつ。 五節句とは、江戸時代に定められた五つの節供。 中国暦(太陽太陰暦)でいう1年を二十四の筋目にわ けた「二十四節気」を補うもの。 ・1/7 七草(人日)の節句 ・3/3 桃(上巳)の節供 ・5/5 端午の節供 ・7/7 七夕の節句 ・9/9 重陽の節供 七草の種類:普通は「春の七草」といえば以下の通り。 地方によっては異なることがあるらしい。 せり…………栄養素 ビタミンA、B2が特に多い。 カルシウム、鉄分、ビタミンC、 食物繊維も豊富。 効 能 貧血、便秘、 冷え性、風邪(発汗、保温作用) なずな………栄養素 たんぱく質、ビタミンA、B1、 B2、カルシウム、鉄、マンガン が豊富。 アセチルコリン、カリウム。 効 能 貧血、高血圧予防 ごぎょう……栄養素 たんぱく質、ミネラルに富む。 ヒトステロール、カリ塩、 ルテオリングリコシドなどが含 まれる。 効 能 扁桃炎、胃炎。去痰作用あり。 はこべら……栄養素 たんぱく質に富む。 カルシウムや鉄などのミネラル も多く含む。 効 能 整腸作用、口臭予防(生葉のみ) ほとけのざ…栄養素 (調査中) 効 能 整腸作用、高血圧予防 すずな………栄養素 根:ジアスターゼが多く含まれ、 食物繊維も豊富。 葉:ビタミンA、C、カルシウム、 鉄分等のミネラルを多く含む。 効 能 消化作用、便秘 すずしろ……栄養素 根:ジアスターゼ、アミラーゼ、 エステラーゼ等消化酵素。 食物繊維も多い。 葉:ビタミンC、カロテン、リン、 鉄分、ビタミンB1、B2 効 能 消化作用、便秘 七草粥の作り方:まぁ、いろいろと作り方はあるが。 材 料:七草セット1セット 4人分 米 2カップ 出汁 10カップ 日本酒 大さじ4杯 塩 適量 1.たっぷりの鰹節と昆布で出汁をとる。 2.七草をそれぞれを細かく刻み、(1)の出汁で軽く 煮る。 3.米を研いだ後、(1)の鍋に入れて、30分以上浸 す。 4.日本酒を入れて強火にかける。沸騰したらとろ火に する。 (ふきこぼれそうになったら、蓋を少しずらす) 5.30分ほどコトコト煮て火を止める。15分間蒸ら す。 6.塩で味を整え、2の七草を入れて出来上り。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月07日 11時50分17秒
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