＊　Sweet Days　＊

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【『卵巣出血』の続きです】

心配していた再度の多量出血もなく　手術もなく　一夜明けました

朝６時に主治医から　「手術の可能性は低くなったよ」　と聞かされる
いわゆる　“峠を超えた”　らしい
今の記憶の中で　動けなくて苦しかった時　なにをして過ごしたのか
実はあまり記憶がありません
携帯をいじるか　温泉で撮ったデジカメを見るか　
そのくらいしか　できることはなかったはず
それ以外は　寝ていたんでしょうかねぇ
食事もないし　2日目は水も飲めないわけだから・・
何もすることなく過ごしました

友だちからの　励ましメールが　とてもうれしかったです
こういうのって気持ちが暖かくなるから　自然治癒力も高まりますよね

2日目の夜　「水を少量飲んでいい」　と許可が下りて
水を口に含んだ時のおいしかったこと！
この感動は忘れられないですね

こうやって　90時間の絶対安静を過ごして　
5日目の午後に　ようやくベッドへ起き上がることができました
そして食事です
いや～　うれしかったですね
パンが　涙が出るほどおいしかった
食べられなくて　ほんの二口程度だけど　うれしかったです
管が　とりあえず1本減ったので　それだけでもずいぶん楽になりました

そして6日目に　卵巣から出血が無くなったということで
お腹に通していたドレーンを抜いてもらいました
抜く時は　正直　イヤ～な感じですよ　痛いような　気持ち悪い感じ・・
口が開いているので　一針縫いました
でも　もう　ここまで来たら　回復！回復!!

トイレにも点滴台をコロコロ言わせて　行くこと出来たし
エレベーターに乗って下の自販機まで　お茶を買いに行くこともできました
すこしずつ行動範囲も広がって　日に日に回復していきました
ただ　めまいと言うか　ふらつきが激しくて　聞いてみると
まだ血液が失っただけ生産されてないからだと・・全体量が足りないんだそうです
血圧も　上が80台で　ずいぶん低めでした
1か月かかるんですね　１２００ｃｃの血液が生産されるまでは・・
ですから　ぼちぼち行こうと思いました

7日目の朝　日曜日の朝　主治医が来て
「回復がいいから退院を早めよう　10日の水曜日ね」と！
うれしいですよね
もう頭の中は帰るモードです

しかし今度は　この頃から点滴が　腕の血管に入らなくなったのです
私の血管は　とてもご立派で　注射も点滴も献血の針だって　へっちゃら！なのに
点滴が入らないって・・どういうこと？　
点滴のあとだらけ　　青あざだらけになってます
看護師さんが　4人5人と　刺してダメ!!　となるんです
血管は在る　針は刺さった感触もあるんだけど　血液が戻ってこない
戻ってきても　点滴の液が落ちない　点滴が漏れる・・　の繰り返し
いつも　その日の一番のベテランさんが　最後に点滴を刺してくれました
どこでも点滴刺しちゃうんだな　って思った
だって最後は　肘のあたりだったから・・
私の血管も　なかなか考えたのかもしれません
もう　点滴はイヤだ!!　って思ったのかな

そんな点滴が入らないと言う　プチ･トラブルにめげることなく
退院に向けて　回復をしていきました