031145 ランダム
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自転車に乗ろうよ!

自転車に乗ろうよ!

ごめん!!

4月24日、愛犬龍之助にケガをさせてしまった。

いつもの通りママチャリのカゴに龍之助、子供乗せに娘を乗せ
辻堂海浜公園へ。
ジブままさん&息子くん、Nさんと一緒にR134沿いのレストランへ行く
予定だったのだが、公園内で私が急に方向転換したため、
龍之助がカゴから落下、下半身が前輪とフォークの間に挟まってしまったのだ!
さらに、スポークにも大腿骨と足先が複雑に挟まっていた。
「キャインキャイン!!!」という悲痛な叫び、みんな駆け寄ってくれて
ああでもないこうでもないと救出を試みたが無理。
まず首輪を外そうとジブままさんが触ると、痛みと驚きでギャンギャン鳴き
ガブリと噛みついた。(ジブままさん本当にごめんね)
私が慌てて変わるが私にも噛みついた。うちでは噛みついたことがない龍之助。
よっぽど痛かったのだろう、ポタポタと何かが垂れてきて、「血?!」と
思ったが失禁と少量の脱糞。
「私のせいで、もしかしたら命が・・・!!」とパニックになるが首輪を外し
宙ぶらりんな上半身を抱くと落ち着いたようで、それ以降噛みついたり鳴くことは
なかった。本当にガマン強い犬だ。

同じスポーク内に左足の大腿骨の付け根と足先が挟まり、フォークに腰が
挟まっていたため、前輪を外ししか方法がない。
ジブままさんが近所の自転車屋から工具を借りてきてくれて、また、通りがかりの
家族が前輪を外してくれたが、スポークに脚が挟まっているので下手に回すと
骨折の恐れがある。スポークを折るしかない。
「119」に電話してみるが「はぁ?犬?引っ張れば取れるでしょ」と相手にも
してもらえず(いや、犬の救出に119で対応してくれるわけはないのだけど、
よくTVで救出してる場面が出てくるので、もしかしたら、と
期待を込めて電話したのだが)かかりつけの動物病院に電話し指示を仰ごうと
するが先生不在。
私が動ければいいのだが、龍之助は私に安心して身を任せている。他の人では
龍之助はきっと暴れてケガを酷くしてしまうだろう。

そこへ神のようにあらわれたのが、公園パトロールのおじさま達。
白い軽自動車のトラックで、数人のおじさま達が通りかかった!!
彼らは公園内の植物の剪定や清掃、管理をしているのだが、よもや犬を助ける
ハメになるとは思いもしなかったであろう。
ジブままさんとNさんが事の顛末をおじさま達に伝えてくれて、おじさま達は
「よっしゃわかった、工具取ってくるから待ってて」と走り去った。
「龍之助、ごめんね、痛いよね。
でも今、おじさん達が助けてくれるから、もうちょっと待っててね。ごめんね」と
励ますと、龍之助は目をうるうるさせながらも「わかった」というように
パチクリ☆パチクリしてくれた。
「持ってきたよ」「今助けてやるからな」とペンチのようなでっかい工具で
パチン!パチン!!・・・結局6本のスポークを折り取り、前輪を外し
龍之助はやっと救出された。
「ありがとうございます・・・!!」
救出された直後は、恐怖と痛みと安心とで私にぴったり抱っこされたまま。
私も龍之助を胸に抱く事ができてホッとしていると、Nさんが見ていてくれた
娘(2歳)が寄ってきて私と龍之助を抱きしめ、ポンポン、と背中をたたいてくれた。
娘も本当に心配していたのだ。

私もみんな、ケガ(骨折)がないかどうかが心配だったので、自転車を元通りに
してもらったあと、そぅっと地面に龍之助を降ろすと、歩いた!
ちょっと脚を引きずったものの、骨折はないようだ。
おじさま達も笑顔で「よかったね」
そのうち、工具を借りた自転車屋のおじいちゃまも様子を見に来てくれて、
「どうなったかと思って見にきたよ、よかったな」

本当に、色々な人に心配と迷惑をかけてしまった。
ありがとうございました、そしてすみませんでした。

スポークが折れているので乗ることはできず、延々6km押して歩く。
とちゅうの3kmくらいの地点で主人と落ち合い、龍之助は病院へ。
その後、雨もざぁざぁ降ってきて最悪だったが家に帰り着くと、龍之助は
元気に走り回っていた。本当によかった。
脚に、一部内出血があるだけで、レントゲンも撮ることなく元気。

5月4日現在、全快。散歩もこなし、階段を駆け上り、家族と一緒に就寝している。

ママチャリは、スポークを張り直せばまだ使うことができたのだが、
リムも変形しており、私のママチャリに合うスポークは作らないと無い、と
いう状態だったためお買い替えとなる。


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