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「平成15年5月14日」
またいつものように病院に向かう。あまり話もできない状態に なっていて、寝ている彼女のそばにいる。 そうしているうちに主治医の先生から話があると呼ばれる。 ナースセンターに入って、まず聞かされた言葉は 「もう長くは生きられません」 その瞬間、なにがなんだか全くわからなくなる。本当に頭の中が 真っ白になる。ひざががくがくと震える。すぐに言葉が出ない。 気を取り直して、あとどのくらい生きられるのかを聞く。 「はっきりとは言えないが、早ければ1ヶ月くらいかもしれません」 「一旦家に戻してあげたいが、おそらくその体力もないでしょう」 今後のことなどについて先生と話をし終わって、ナースセンター を出る。病室に戻ると彼女がぼんやりした目で私を見つめる。 頭の中がこれほどまでに混乱したのは初めてのこと。 残り1ヶ月で私は彼女に何をしてあげられるだろうか。私はどいう 態度でいればいいんだろうか・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
2日間の日記、読ませて頂きました。
本当に聞かせてもらっていいのかと、心苦しくなります。 それでも、今日の段階では、あと1ケ月は一緒に居られる筈だったんですよね。 それが、あと2日になってしまうなんて・・・ ご主人様には、きっと、悔やまれる事が沢山あるのじゃないかと思います。 もうこれ以上、聞かせてもらわなくてもいいんです。ご主人様の事が心配です。 (2004年05月22日 10時46分08秒) |
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