テーマ:海外生活(7787)
カテゴリ:どちらかと言えば仕事系
中国に住んでいる日本人にとって
聞きたくない中国語をアンケートでとったとすると たぶんNo1か2ぐらいにランクされそうな言葉が 「不知道」(ブージーダオ)「知らない」「わからない」だろう。 なにかを中国の人に尋ねた場合、あまりにも あっさりとこの言葉で返事が返ってくることが多い。 日本感覚でそのまま中国でこの状況にあうと かなり驚くとともに気を害する人が多いだろう。 日本だと、自分は知らない場合だったとしても ~さんなら知ってるかもしれないよ とか ~すればわかるかもしれない、など なにかしらの補足をして返事をすると思う。 でも中国では即答で「不知道」が返ってくることが多い。 (もちろん人によっては丁寧な人もいますが) なぜかなと思っていたが中国の人に聞いてみた。 すると昔の中国はそうではなかったらしく どうも40年程前の文化大革命の頃からということだった。 その当時の様子の詳しいことは知りませんが いろいろと密告されることがあり、みんなまわりの人を 信用できる状況ではなかったらしい。 家族でも信用できない雰囲気もあり、気軽に発した内容で あとで捕まることが頻発したと。 そうなると周りの人とかかわらない方が身のためだという 考えになり、よってなにか聞かれても「知らない」ということで 終わらせておく。 という過去の背景が影響しているのも大きな理由らしい。 そう思うと一時期の変な雰囲気が今にも与える影響力は 大きいと言うことで驚きです。 でも日頃接する人たちは今言ったようなこともたまにありますが 基本的に普通です。 まあ、そういう背景もあると知ったので 少しはその頃の歴史も知っておく必要があると思ったところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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