親に出来ること、子供の目に映っていること

ワールドカップが終わりましたね。
日本のワールドカップはずいぶん前に終わって
しまいましたが。

日本に圧勝したブラジルがフランスに負け、
そのフランスがイタリアに負けました。
日本は世界のレベルには遠く及ばなかったという
ことです。

ブラジル戦の前には奇跡という言葉が飛び交って
いました。
だけど、奇跡は起こるべきところでしか起こりません。

「孫子の兵法」


私の愛読書ですが、
この中でも勝敗は戦う前に決しているといわれています。
「戦う前に万全の準備をして勝つためのあらゆる手を
　打ったもの」と、
「戦い始めてからどうやって勝とうかと考えるもの」
どちらが勝つでしょう。
結果は戦う前に出ています。
戦いは勝者を確認する儀式に過ぎないといわれています。

子育てもある意味では戦いです。
何を勝利というかは人それぞれですが、
子育ての戦いにおいても、きちんと準備をしたものが
勝利を収めます。

奇跡とは勝負が五分五分のところまで追い込んで、
あと一歩がどちらに転ぶか分からないというところで、
勝つと予想していなかった方が勝つことです。

五分五分まで追い込むからこそ奇跡が起こる。
奇跡を起こすのは並大抵の努力では出来ません。
まして、奇跡や無理ながんばりを計算に入れてやっと
勝てるかもしれないということでは、まず勝てる見込み
はありません。

勝負は時の運ではありません。
どんな時でも、運を呼び込む準備をすることが
奇跡を呼ぶカギになるのです。