親に出来ること、子供の目に映っていること

母親の目から見たときに、
「どうして怒ってくれないの」
と思うことがたくさんあると思います。

父親が怒らない理由のほとんどは、気が付いていないから。

ものは目で見るもの。
同じものを見ているから、
見えているはず。気が付いているはず。
そんな思いから行き違いが生じる。

でも、違います。
ものを見るのは脳の働きです。
目で見てると思っているものは、脳で見ています。
そして、母親と父親では脳の構造が違います。

細かいものを見る力、見えないものを見る力は、
圧倒的に母親の方が優れています。

子供がやるべきことをやっていない。
子供がうそをついている。
子供がやっていはいけないことをやってる。
母親の目にはそれがはっきりと見えているようです。

自分も含めて、父親はどうしても細かいことに目が
行きにくい。
母親が怒り出して初めて気が付くことが本当に多い。

どうすれば良いんでしょう。
まずは、男は気が付かないものだということを
わかっておくこと。
そして、母親が気が付いたら、父親にそっと教える。
そうすれば父親から叱ることも出来ます。
母親がいきなり怒り出すと、父親はいつもなだめ役に
なってしまいます。

うまく連携が出来れば、もっと効果的に子供を導いて
あげられるはず。
母親と父親では視点が違います。
母親からばかり叱っていると、どうしても視点が
かたよりがちになります。
母親と父親がバランスよく叱ることで複数の視点で
叱ることも出来ます。

旦那さんと子育てについての考え方が違うと思っている方、
実は、旦那さんは気が付いてないだけではないですか。

このことにもう少し早く気がつけていれば、
私もシングルパパにならなくてよかったのかなあ。