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2006/07/20(木)22:07

『ジーグフェルド・フォリーズ』Ziegfeld Follies

Movie(361)

MGMのミュージカル・スターがずらりと揃う、元祖「ザッツ・エンターテイメント」。ジーグフェルドとはかつてのブロードウェイの名プロデューサー、フローレンツ・ジーグフェルド(Florenz Ziegfeld Jr. 1869 - 1932)であり、天国のジーグフェルドが自分が手掛けた数々のレビューを回想する形で始まる。 天国のジークフェルド/トップバッターはもちろんアステア ルシル・ボール/エスター・ウイリアムズ ジーグフェルドに扮するのはウィリアム・パウエル。登場するスター達はフレッド・アステア、ルシル・ボール、エスター・ウィリアムズ、ルシル・ブレマー、リナ・ホーン、ジュディ・ガーランド、キャサリン・グレイスンそしてジーン・ケリー。 シド・チャリシーもちょこっと出てバレエを踊っている。そしてレビューの間にいくつかのショートコントもあって、コチラはレッド・スケルトン、キーナン・ウイン、ファニー・ブライスなどが担当。TVのバラエティ・ショーのようで結構面白い。 リナ・ホーン/ジュディ・ガーランド アステアとルシル・ブレマーのコンビは2回登場。アステアの2回目のメイクはちょっと・・? 特にストーリーといったものはないので、次々に現れる名人芸を堪能すればよいのである。この中ではやはりアステアの出番が多く、冒頭を含め4回。2回はルシル・ブレマーとのコンビだが、ラスト近くにはジーン・ケリーと登場。ケリーとの共演は本作のみであり(後年『ザッツ・エンターテイメントPART2』でも共演)、大変貴重だ。後の『ザッツ・エンターテイメント』にも収録された。 That's Entertainmentでもちょっと出ていた二人の共演。 レッド・スケルトン。上手い。/トリはキャサリン・グレイスン 監督はヴィンセント・ミネリであるが、実際にはシークエンスごとにジョージ・シドニーらが担当している。長いこと日本未公開だったが、実に製作から43年、1989年に初めて本邦公開された。 監督:ヴィンセント・ミネリ 製作:アーサー・フリード 脚本:E・Y・ハーバーグ/ガイ・ボルトン 撮影:ジョージ・フォルシー/チャールズ・ロッシャー/ウィリアム・フェラーリ 1946年・アメリカ / 110分 / 評価:4.0点 / 子供:○

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