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背番号のないエース0829@ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Sep 6, 2008
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カテゴリ:Movie

1970年代のハリウッドはパニック映画の時代であった。『ポセイドン・アドベンチャー』 『タワーリングインフェルノ』などの災害ものに始まり、『ジョーズ』『グリズリー』『スウォーム』といった動物ものや、エアポート・シリーズ等々まさに百花線乱の感があった。そして1970年代も後半になるとパニック要素を持ったサスペンス映画群が登場してくる。この中で私が「パニック・サスペンスの3大傑作」と思っているのが『パニック・イン・スタジアム』『ブラック・サンデー』、そしてこの『ジェットローラーコースター』だ。


ある晩、海岸にある遊園地でジェットコースターが脱線し死傷者が出る。政府の規格安全局検査官のハリー(ジョージ・シーガル)は清掃作業員の証言から事件性を嗅ぎ取るが、証拠は出ない。しかし後日、別の遊園地で発火騒ぎがあり、その直後全国各地の遊園地オーナー達が会合を開くという情報を得る。会合に割込んだハリーは一連の事件は同一犯が仕組んだものであり、オーナー達が脅迫されていることを知る・・・


パニック要素としては『パニック・イン・スタジアム』『ブラック・サンデー』よりは劣り、パニックシーンも多くはない。しかし舞台が遊園地であることや、公開当時はセンサラウンド方式(『大地震』 『ミッドウェイ』に次ぐ)による迫力の音響効果だったので、パニック映画としての印象は強い。また犯人像は屈折したベトナム帰還兵を思わせるが、『ブラック・サンデー』ほど明確に描かれておらず、異常性という点でも『パニック・イン・スタジアム』の比ではない。それよりも、この作品で注目すべきはサスペンスとしての盛り上げ方の上手さ、構成の巧みさである。犯人への現金引渡しのシークエンスなんかは実に見事。脚本は「刑事コロンポ」シリーズを手がけた面々らしく、地味ながらツポを得た作りだ。


ヘンリー・フォンダ、ティモシー・ポトムズといった出演者も渋くて良いが、何と言ってもリチャード・ウィドマークだ。この人が出るといかにも「70年代のサスペンス映画」という感じが出てくる。ラロ・シフリンの音楽も素晴らしい。


監督:ジェームズ・ゴールドストーン
製作:ジェニングス・ラング
脚本:リチャード・レヴィンソン/ウィリアム・リンク
撮影:デヴィッド・M・ウォルシュ
音楽:ラロ・シフリン

1977年・アメリカ / 119分 / 評価:4.0点






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Last updated  Sep 6, 2008 11:33:17 PM
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