67才のご婦人が双子を出産し最高年齢出産記録を更新したそうな。こういうニュースが流れると決まって「あなたもまだまだいけるわよ」と言う人がいるから困る。そりゃ、私も42で産みました。しかも5番目。でもここに至るまでにはなが~い苦難の道があるのだ。なにも私は記録に挑戦しているわけではないのだ。そもそも結婚したとき、ダンナさんは「子供は5人ほしい~」と宣言していた。ご自分が6人兄弟の末っ子だったからだそうだが、何故か「6人」ではなく「5人」であった。私は一人っ子だったので、兄弟願望が強く、「よし!5人」ということになったのだが、いざ、結婚すると子供が出来ない。毎日体温を測り排卵日も調べているのに・・・・出来ない。え?どうして?あとから結婚する友達が「出来ちゃった♪」と言うのを卑屈に聞き流しかれこれ2年。いよいよ知り合いの産婦人科医に相談してみるとどうも私は子宮内膜症らしい。「できにくいんですよね」といわれすごく落ち込んだ。でも、そのころ私の周りには何故か、5年目にようやく授かったとか、12年目に出来たのよ、という素敵な友人がたくさんいて、本当に励まされました。今でも感謝しています!
出来にくいと言われて肩の力が抜けたせいか、その2ヶ月後、めでたく妊娠。仕事を抜け出してきたダンナさんと一緒に病院に行ったことが懐かしい。夢にまで見た「おめでたですよ。」の一言が聞ける!とおもったら、その先生「出来てますね、どうしますか?」おいおい!妊娠をなんと心得る!「どうしますか?」はないだろう!!と思いつつも夢見ごちな私だった。あれから22年。出産で体質が変わったらしい。約束どおり5人の子の母となった。2人目の妊娠中、こんなに長男が可愛くて、2人目の子供が可愛がれるかどうか不安になった私に先輩の母が、「大丈夫!愛情は1人目、2人目と半分づつになるのではなく、2倍になるから!」といってくれたが、今では本当に5倍だな、とおもうよ。うちの子供らはまったく優等生でもないし、たくさん悩ませてくれるけど、育てていると言うより、育てられている私です。
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